![]() | |
バンダイナムコゲームス本社。相当見上げないとロゴマークを見ることもかなわない。 | |
「ガンダム」や「仮面ライダー」「ウルトラマン」が同じ場所にいるというだけで楽しかったし、魅力的だった。続編が出るたびに近所の兄ちゃんと一緒に遊んだ。
ある日その兄ちゃんがふとこんなことを言った。「バンプレストに電話すれば『グレバト』の最強パスワードが教えてもらえるんだぜ」。スーパーファミコン全盛期の当時にしては珍しかったパスワード制だったがこういう利点もある。パスワードさえ知っていればみんなが同じデータを共有できるのだ。
恐る恐るバンプレストに電話する。
「はい、バンプレストです」「もしもし『ザ・グレイトバトル5』の一番強いパスワードを教えて下さい!」
当時自分で電話を掛けるなんて友達の家に遊びに行く時くらいしかなかったのでしどろもどろになりながら言ったものだった。
![]() | ||
手続きを済ませて待つ。「げんとうしゃ」ってどう書くんだっけ? 漢字が思い出せなくて受付の人に不審がられた。 | ||
パスワードは今でも覚えている、画面入力の時にバンプレストのロゴマークになるようにマスを塗り潰していくのだ。
最高の状態で始まったゲームを目にした俺は狂喜乱舞し遊んだ。調子に乗って他のゲームのこともどんどん電話で聞いていったら電話代がかさんで親に怒られ、それからはもう電話をしないようになってしまった。
「ザ・グレイトバトルシリーズ」のリリースが落ち着いたころ今度は別のゲームに興味を惹かれることになった。同じバンプレストの「スーパーロボット大戦」だ。
ロボットアニメの集大成とも言うべきこのシリーズは俺の中の「男のロマン」を刺激して止まなかった。新作が出れば学校をサボってそれこそ一日中テレビに向かうほどだった、それほどハマったのだ。
![]() | |
中に入ったらまず目につくのが、この滝。なぜ会社の中を滝が流れているのだろうか。 | |
寺田さんなくしては今の「スパロボ」は存在していないのではないかと個人的に思っているくらいだ。イベントにもよく出演し、ファンサービスもバッチリこなすあの人へ取材したいと強く思い今回の特集に踏み切った。
今回の取材申し込みの窓口はバンプレストではなくバンダイナムコゲームス。時代の流れというものか電話ではなくメールでのやり取りだったが、心の受話器はパスワードを聴いたあのころのままだ。意外にもすんなりOKを貰い、いざバンダイナムコゲームス本社へ。
受け付けを済ませ、待つこと数分。会議室に案内されるとそこにはいつもスパロボイベントで見かける寺田貴信さんその人がいた。さあ、なにから質問しようか。
















