加藤「最終回、お世話になった人にお礼しにいくってのどうよ?」
たろちん「いいけど、誰のところにいくの?」
加藤「やっぱり俺たちが一番お世話になったのは飯田和敏さんじゃないかな」
たろちん「あー、『ディシプリン*帝国の誕生』もいっしょに実況した仲だしね。それでお礼って何するの?」
加藤「料理作ってふるまうのはどうかな」
たろちん「俺たちが?」
加藤「うん」
たろちん「お前料理できんの?」
加藤「22年生きてきて2、3回くらいやったことあるよ!」
たろちん「不安だな……」
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半年間続いたたろかとも今回で最終回。最後なのに俺とたろちんだけで楽しむのはもったいない! B-TEAMにゆかりの深いあの人達や部員のルーツもゲストで登場し、盛りだくさんの内容になっています。 |
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加藤「最終回、お世話になった人にお礼しにいくってのどうよ?」
たろちん「いいけど、誰のところにいくの?」 加藤「やっぱり俺たちが一番お世話になったのは飯田和敏さんじゃないかな」 たろちん「あー、『ディシプリン*帝国の誕生』もいっしょに実況した仲だしね。それでお礼って何するの?」 加藤「料理作ってふるまうのはどうかな」 たろちん「俺たちが?」 加藤「うん」 たろちん「お前料理できんの?」 加藤「22年生きてきて2、3回くらいやったことあるよ!」 たろちん「不安だな……」 |
鬼丸「ただし条件は二つ。ガジェット通信でも記事を書かせてもらう、もう一つは私のレシピ通り完璧に作ること!」 新たなミッションまで増えてしまったのが、料理はド素人なので、レシピを教えてもらう方が逆にありがたいのです。
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![]() いい焼き色の焼き餃子。10年ぶりの料理にしてはなかなかいいセンスをしていると自画自賛の毎日である。 | |||||||||||||||
本日の戦場、ガジェット通信in未来検索ブラジルに到達。鬼丸さんとルーツが出迎えてくれた。 加藤「あれ、ルーツもう来ていたんだ。ていうかガジェット通信にもたこ焼き器あるってメールしたのになんで自分の持って来てんの?」
たろちん「え、道具を全部持って来たの? 泡だて器とボウルまで持って来てんじゃん」 ルーツ「ちゃんとたこ焼きの粉も持ってきていますよ」 加藤「よくわからねえけど。あ、これ、たろちんの分のエプロンね。さっき西武新宿PePeのレディースフロアで買ってきたんだ」 たろちん「なにそれキモイ」
と、不安になっているところに本日のメインゲスト飯田さんがやってきた。
加藤「お久しぶりです。飯田さん痩せましたね、元気ですか?」 飯田「まあ色々あってね。今日たくさん食って帰るから、うまいもん食わせてくれ」 本日のキャシィ塚本こと鬼丸さんに台所まで呼び出され「まずはこの白菜を切ってみろ小僧」とばかりに包丁を渡される。大丈夫、包丁なんて怖くない。添える手は猫の手、ちゃんと頭にも先程100円ショップで買った猫の耳を装着している。俺、完璧。野菜を切り、ごま油を投入したひき肉に、飯田さんへの感謝の心もついでに込めて、餃子の餡を練る。
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![]() 我々のような庶民では拝むことすら恐れ多い高級タコ。最高の酒のつまみだったとはたろちん談。 | ||||||||
ルーツ「なんでこんないいタコ買ってきてんだよ」 加藤「150グラムで800円もしたんだよこれ、つい2つ買っちゃった」 ルーツ「たこ焼きじゃなくて刺身で食った方がいいなこりゃ」 たろちん「これ生の方がうまいんじゃないか(ビール片手にそのまま食べだす)」 飯田「ルーツたこ焼き作るの上手だねー」 たろちん「屋台で売っていても問題ないレベルですよこれ」 ルーツ「でしょう、へっへっへ」 加藤「ルーツと言えばたこやきですからね」 飯田「そうなの?」 たろちん「家に遊びにいくと大抵たこ焼きが出てきますよ」 慣れた様子で両手に串をもち器用にたこ焼きを裏返すルーツ。俺はいよいよ餃子を焼く。ここまでは割と楽勝だったが、焼くアイテムがフライパンじゃなくホットプレートなのだ。餃子に少し焦げ目がついたあと、ホットプレートに水をぶっかけて蓋をする。これがなかなか難易度が高い。飛び散ってくる熱い油や水が恐ろしい、なぜ料理人は火に耐性を持っているのか、このままでは俺は一生加藤シェフと呼ばれることはないのだろうな、うん。 加藤「じゃあ水入れるぞ、うりゃ」 ルーツ「うお、こんな荒々しい中華の本場みてえなやり方でいいのか。ていうか煙がすげえな、おい。スプリンクラー作動するんじゃねえのか、大丈夫なのか!?」 たろちん「なんでそんな煙を怖がっているんだよ!」
「うん、これはするめいか」 という謎の答えが返ってきた。多少もちもちしているが、初めて作ったにしては上出来だし、俺はこれを飯田星の飯田語では「ベリーデリシャス、すっげえ美味いよ!」だと解釈し、気をよくして二度目の餃子を作る。1度目と比べ、焼きの色が段違いにいい。やはり人は経験していく生き物なのだ。「どうぞ、食べてください」「うん、あ、これは美味いよ!」ああ、飯田さんは気分を害したときに「するめいか」と発声するんだな。 お腹もいっぱいになり気分を良くしたのか、飯田さんは奥の部屋から(多分編集長室)からギターを持ってきて、いきなり弾き語り始めた。いつもだったら「なんとかソーウル! イェーイ!」と言って30分くらい歌うのだが、今回は一小節あたりでやめてしまった。
ルーツ「電車賃とタダ酒を天秤にかけた結果、こっち来たんだよ」 加藤「そうなの。あ、最近レスリングシリーズどうよ?」 ルーツ「ストリートチルドレンがハンパねえな」 加藤「あれは神動画だわ」 | ||||||||
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![]() たろちん自信作の鮭チャーハン。食べるごとに口内の水分を奪っていくため、お茶なしでの完食は困難を極めた。 | |||||
熱いトークを交わしていると、たろちんが大きな皿を持ってニュっと姿を現した。 加藤「あれ、どこ行ってたんだ?」 たろちん「バカを言えよ! チャーハン作っていたんだよ」 あ、そうだ、まだあったんだ。みんな餃子とたこ焼きで満腹になり、チャーハンの存在を忘れていたのだ。さっきまで椅子に座って早く帰りたいオーラを出していたのに、いつの間に作っていたのか。文句を言うたろちんを横目に一口食べてみる。この鮭チャーハン、ご飯の水分を全部吹き飛ばしているため、店で食っているかのようなパラパラ感。火力の少ない家庭用のコンロでここまで作りあげるとは大したやつ……。
ルーツ「そうなんすか」 たろちん「うん、数年前、主婦を中心にそうとう流行ったんだよ」 結局水分ゼロに等しいので、味は電子レンジでチンしたチャーハンの方が美味かったのが、真実を伝えるとただでさえアンパンマンのように丸いお顔がさらに膨張してビッグバンを引き起こしそうだったので黙っておく、これも優しさなのだ。 鬼丸「このたこ焼きうまいね」 飯田「ね、いけるこれ」 加藤「餃子も残っているんで食ってくださいよ」 | |||||
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![]() エビのプリプリ感とチリソースの辛さがマッチしてこれはいい食べ物だなあと僕は思った。エビチリを食べるのは中学校の給食以来ですが。 | ||||||||
ルーツのたこ焼きに捧げるこの情熱。このやる気と気合がこれからの漫画界を支えていくのだろうか。 餃子も全部焼いて、お腹もいっぱいになったしと思っていたら、鬼教官の鬼丸さんが「加藤、エビチリ作るぞ! 早く台所へ来い!」という壮絶な無茶ぶりを発揮。え、なにそれ聞いていないんですけど。修羅道に住む阿修羅より厳しいのではないか。重い腰をあげながら台所へ行くと既に材料と下準備してあった食材が用意してあった。あれ、何この至れり尽くせりな感じ、素敵。鬼丸さんが菩薩に見えた瞬間であった。自分がやったことといえば海老の尾を取って、尻尾から引きちぎられた生身を地獄の釜のごとく茹で上がったお湯に投入し、その後小麦粉らしきものと海老をすり合わせたくらいだ。エビチリのチリの部分は、あらかじめチリソースが用意してあったのでそこへぶち込んだだけ。この料理番組のような手際の良さに我ながら惚れ惚れする。人生もこういう下準備が大切なんですよ、みなさん。結局作ったはいいものの、既に満腹中枢を刺激されまくっていたみんなの腹にはとても入らず、海老たちは半分以上チリソースの中に埋もれその短い生涯を終えていったのだ(そのあとスタッフがおいしくいただきました)。 飯田「海老ねー、これいい海老使っているよ。いいねー」 加藤「じゃあ早く食べてくださいよ」 飯田「いや、もうお腹いっぱいで入らない」 ルーツ「それじゃもう締めってことですかね」 たろちん「もう終わり? もっとお酒飲みたいのに」 加藤「はいはい。飯田さん、今日は美味かったですか?」 飯田「うん、今までB-TEAMの活動をずっと見守っていて気付いたことが一つあるの」
飯田「今の世の中、人と人とのコミュニケーションが分断されているんだよ。B-TEAMみたいな若い人たちと、僕らのような若くない人がコミュニケーションを取れる機会はめったにない。だからいっしょに実況したときも楽しかった」 たろちん「あんな体験まずないですから」 飯田「僕はゲームを作っているけど、それだけじゃ駄目。みんなでご飯を食べたリしたほうがいいね。その方が楽しいもん。だからもっとやるべき」 加藤「そうですよ、月一くらいでやりましょう」 飯田「いやそれは多い。半年に一回くらいでいいな。今度は僕も料理を作りたいね。今日はご馳走様でした。」 ぜひ飯田さんの手料理を食べて、ご馳走様でしたと言いたいですね。そのときを心待ちにしていますよ。って生ハムとメロン食べてない! 飯田さん今から作ってくださーい! | ||||||||