Q. シャンパン色の恋物語、ドキドキ楽しみながら読ませていただきました。愛川さんはどうやって小説のプロットを考えるのですか?

A. 先ず何を書きたいかがあって、それから舞台や登場人物を設定し、話の流れを決めます。『シャンパン色』で書きたかったのは素敵な男性に出逢って恋が育まれていく過程です。皆様もご経験があると思いますが。「愛している、愛していない」と占いたくなるトキメキと不安に揺れる胸の内、それを描きたいと思いました。

Q. 国際舞台で活躍なさっていてお忙しいと思うのですが、どうやって小説執筆の時間を遣り繰りなさるのでしょうか?

A. フルタイムの仕事で滅茶忙しい毎日ですので、小説は主として週末や連休に合わせて有給休暇を取り、書いている恋に自分でハマりながらなるべく一気に仕上げます。一日で原稿用紙五十枚以上書けますので『シャンパン色の恋』は十日ほど三週末で執筆しました。小説は文章のリズムが大事だと思いますので推敲に時間をかけます。

Q. 『シャンパン色の恋』には素敵な男性達が登場します。これはモデルがいらっしゃるのでしょうか?

A. いる、と申し上げたいところですが、いません(笑)。小説はすべてフィクションで、妄想で書きます(笑)。ただ、素敵な男友達が多いので、彼らを観察しつつ、読者に共感していただけるリアルな人物像を目指しています。いわば「いいとこ取り」でしょうか(笑)。恋愛小説の男性主人公は魅力的であるべきだ、と考えています。

Q. 主人公の磨美子はホテルウーマンですが、これは何故そう設定なさったのですか?

A. 年に数回東京に帰省しているのですが、都心のホテルがロマンス小説にはお洒落な舞台かな、と考えました。高層オフィスビルと超高級ホテルは最近並んで開発されていますので、仕事に生きると誓った磨美子が仕事人間の浩一に偶然巡り合うという筋書きが可能になりますし。

Q. 磨美子が朝の出勤途上にヒールを溝に挟んで浩一に出逢います。これはご経験からでしょうか?

A. 六本木ではありませんがワシントンのメトロ駅でヒールを挟まれたことがあり、その時にハンサムな外人男性に助けてもらったのをプロットに借用しました。彼は、こういう場面は初めて見た、って笑っていました(笑)

Q. Q.『シャンパン色の恋』にはハイヒールをはじめファッションが沢山登場します。愛川さんはファッションにご関心が高いのでしょうか?

A. 『シャンパン色の恋』の中で磨美子に言わせましたが、ビジネスにも見映えは重要です(笑)。オンではクライアントに失礼の無い格好、そしてオフでは着心地の良い、自分なりのステイトメントのある格好をしたいと思っています。日本のファッション誌は大好きで、研究させていただいています(笑)。

Q. 最近の日本はどことなく暗く元気がないのですが、『シャンパン色の恋』は明るい小説です。これは愛川さんがアメリカで生活なさっていることにも関係するのでしょうか?

A. アメリカは日本以上に不景気な面もありますが、アメリカ人はCan-Do 、やればできる、と前向きな考え方をする人達です。ドラマや出版界での売れ筋も超イケメン起業家との恋だったりしますから、その影響はあります。それと、小説はエンターテイメントだと思うので、皆様に夢を贈りたいと考えています。本を読んで「素敵な恋だった!」と嬉しくなる小説、気分が上がる小説をお届けしたいと願っています。

Q. 『シャンパン色の恋』はアラフォー女性向けの小説ですが、愛川さんは他にどういう小説を書きたいとお考えですか?

A. 書きたいテーマがあると執筆していましたので既に中篇を20作以上書き上げ出版社を探しているところです(笑)。主人公は20からアラフォー世代まで、テーマによって書き分けます。『シャンパン色の恋』でも磨美子と女友達が恋や結婚について語り合いますが、初めての恋、過去ある女性の恋、婚活小説、いろいろなパターンで運命の相手との出逢いを執筆します。

Q. 最後に、愛川さんからアラフォー女性読者に一言いただけますか?

A. 『シャンパン色の恋』で磨美子に語らせたように、人生の「一番美味しい」時期だと思います。恋こそ命、という世代ではないかもしれませんが、仕事や家庭を離れ、恋愛小説にどっぷり浸かる自分磨きの時間をお持ちいただけたら幸いです。お肌がツルツルしてくること、間違いなしです(笑)。

「DRESS」創刊記念、特別書き下ろし小説『DRESS シャンパン色の恋』

愛川耀 Aikawa Aki

恋愛小説作家。東京生まれ。東京大学卒、米国スタンフォード経営大学院修士(MBA)。外資系投資銀行を経て国際機関に勤務、米国在住。在米商工会月報に小説『ポトマックの煌めき』(2011年)、『ワシントン・スクランブル』(2012年)及び『キャピタルの恋』(2013年)を連載。東日本大震災一周年を機に喪失と希望を描く純愛小説『絆』を電子出版(2012年)。趣味はゴルフ(スコアが悪くとも森林浴)/ショッピング(綺麗なモノが大好き)/料理(手軽に作れて美味しい料理が得意)/友人とのお喋り(素敵なあなたとは一対一で)/旅行(仕事で世界中を飛び廻ります)。日本語と英語での広範なソーシャルメディア活動:ブログ『恋愛小説作家「愛川耀」のネコ日記』(http://blogs.yahoo.co.jp/aikawaakihome)で日々の楽しみ方や執筆活動を好評連載中/ツイッター(@AikawaAki)/フェイスブック著者ページ(Aki Aikawa)。

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