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撮影風景。公開を楽しみにお待ち下さい。


新刊『Mermaid Skin Boots』税込価格1365円 ずっと“2番目”だっと女の子が主人公の気持ちが暖かくなる恋愛小説です。


船上から写した、鳩間島の堤防。連続ドラマ「瑠璃の島」の舞台にもなりました。


シュノーケリングの際の一コマ。吹雪のように見えるのは、全て魚です!


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『勝つ恋愛!』税込価格1260円 アミはじめてのエッセイです。


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3月1日

 今、コラーゲン入りのグミ、「ぷぷるん」と「ガナッシュガナッシュ」にハマッてる。毎日、あたしの仕事場に、この二つが転がってない日がないぐらい。二つとも、口に入れて噛むときの感触がやわらかいのに微妙に弾力があって病みつきになる。みんなもそういう「病みつき」の食べ物ってあるよね?
 今まで、あたしが病みつきになったものを並べると……「キットカット」「キョロちゃんチョコボール」「ダース」「トロピカル・グミ」「カチ割り氷グミ」「とろりん杏仁豆腐」(コンビ二にあるよ)、あと名前忘れたけど150円ぐらいのめちゃうまなプリン。全部、お菓子やスウィーツばっかり。
 もちろんすごい甘党だってこともあるんだけど、あたしが病み付きになる条件は、「いつでもどこでも買えて、仕事をしながら食べられる」っていうこと。だから、こういうものばっかりになっちゃう。
 海外に行くと、こういうお菓子はさすがに売ってないから、日本からいっぱい持っていく。切れると禁断症状が……。
 甘い話とはぜんぜん、関係ないけど、今回のテーマは最近、よく考えてる「そこにいること」について。えー、それどーいう意味? って思うよね。
 たとえば映画を見ていると、俳優さんのなかには「彼は今、この画面の中で息をして、体重分の重さで存在してる」って思える人と、「ただの役作りの計算だよ」って思ってしまう人がいる。大好きな収史くんやつぐみさんは、もちろん前の方。
 小説を読んでる時、息遣いや体温や、どうにもならない葛藤を共有してしまう主人公と、他人事として醒めた眼で見てしまう主人公がいる。
 それに現実の生活でも、いくら言葉を交わしても、「この人の心はここにはない」と感じて淋しくなる人と、短い時間でも、「この人は自分の存在を全部、あたしにくれたんだ」と感じて、あったかい満ち足りた気持ちになれる人がいる。
 たぶん、その違いは、その人がほんとの意味でそこにいるかどうか、なんだと思う。
 たとえば本命の彼女がいるのに、遊びでふたまたかけてる男の子が、「適当にうまくやろう」と思ってるとき、形だけで心や魂が入ってないのに女の子に優しいふりをするよね。ちょうどそんな感じかな。身体はそこにいても、心を許していなかったり、拒絶していたり、他のことに気をとられていてつくり笑いしてしまったり。
そういう微妙な感じは絶対、相手に伝わるし、そういう相手と一緒にいると心がないことを実感して、1人でいるよりもっと淋しくなるよね。
 あたしの好きな俳優さん、女優さんはみんな「映画の中で生きてる」人ばかりだし、あたしの好きな小説はみんな主人公の命と人生の重さがリアルに息づいてる作品ばかり。そしてあたしが大好きな人たちも……。
 あたしもそういう風にしか、小説を書けない。
 この前、今、書いてるシナリオを読み直したら、完全に主人公になってしまっていて、ラストで心臓をナイフでえぐられたような辛さを味わった。それがあまりにも耐えがたかったから、普通の生活をしてるのが耐えられなくなった。何もかも放り出してして、旅に出たくなった。
 自分の中から生まれた主人公だからこそ、強くシンクロしてるし、もう彼女と自分の境界線なんかつかない。
 だからその分、作品を書くたびに、心がねじれたり切り裂かれたり、血を流したり、ものすごく幸せになったり、死にたくなったり……。
 こんなツライのは嫌だ、もっとほんわかした陽だまりみたいな気持ちで生きたい、と思うんだけど、結局、そういう試練を通らないと、作品は完成しない。
 これが作家としての「作品の中に生きている」こと。
 現実の生活では、もちろん色んな事情で100パーセント、「そこにいる」ことは難しいかもしれない。
 でもやっぱり「ここは40パーセントでいいや」とか「こっちは60パーセントね」みたいな、中途半端な人や作品とのかかわりかたは、あたしにはできない。
 そして眼の前にある作品、眼の前にいる人に100パーセント、自分をゆだねてしまえる瞬間は、ものすごい不安や辛さもあるけど、無上の幸せも味わえる。
 演じることも、小説を書くことも、生きることも、心のエネルギーを惜しみなく使い切ってようやく前に一歩進める。使っても使っても、決して尽きない「心のエネルギー=愛」がほしい!!