「麻弓の近況」

 先週のNYは蒸し暑かったで。プールがまだ開いていなかったので、家の近くの大きなパークでボート遊びをした。それでも日照りが強くて暑いので、ナナちゃんの方がきれいに日焼けしてしもうた。ハハハ、ナナちゃんは半分黒人の血が入っているから、日焼けすると黒人率が80%にアップして、ますますそれらしくなって、ドラの姉たちが喜んでいた。わたしはこの頃忙しくて日焼けサロンに長く行っていないので、キレイな白い肌に戻ってしまった。もともと色が白いから仕方あるまい。通っている日焼けサロンが40周年の記念として、5回の利用がただになる。明日にでも行こうかしらん。アメリカの日焼けサロンは日本より安いで。日本だったら強いやつが1回15分で3000円でしょ。その同じくらいのマシーンがアメリカじゃ1000円だもん。
 家の近くには中国街があって、チャイニーズガールとボーイたちがヒップホップの音楽の影響で黒人っぽい格好をし始めた。しかもわたしの真似をする子が増えた。コピー好きなチャイニーズのことだから、ちくしょう。
 『ファイト!』が韓国語に翻訳されて出版された。家の近くには韓国街もあるから、近い内にはコリアンガールやボーイたちに指さされたりして。ハハハ。
 今週は春らしい気温に戻った。先週の暑さからグンと気温が下がったため、また風邪をひいてしまった。昨日の夜は頭痛がひどかったので、ずっと寝ていたの。でも今はもう、頭痛はどこかにいって大丈夫。



「ナナちゃんのストーリー」

 彼女を「ギョッ!」とした目で見たことはなかったが、今夜のナナちゃんはスゴかった。どういう風にスゴかったかというと「成長」のこと。ナナちゃん、成長がとても早いのだ。マイベイビーに添い寝した夜、トイレに行って戻ってきたら、こっちを向いて横たわるナナちゃんの目があいていて、私を待っている様子だったの。
 その時、マイベイビーの両手と両足の長さがスラーッと伸びて、頭が小さく感じることに気がついた。初めて成長の早さに気がついて、「OH!! MY GOD!!!」とびっくりしたんだ。それまではジーンズをはかせながら「早く足が長くなろうね」なんて言っていたのに、本当に伸びちゃうなんて、ハハハ。アメリカのミルクがすごいのかしらん。カルシウムなどの栄養素がケチってなく て、タップリと入れているからなのかな。ナナちゃん、頭とホッペがあんまり大きくならなくて、 首から下が伸びるんだよ。
 先週は暑かったから、毎日昼に公園に連れて行ってあげたのが良かったのかもね。わんぱくだから家の中じゃキケンいっぱいなので、公園に連れて行ったのさ。公園に行くと階段を昇ったり降りたり、すべり台ですべるのが好きで良く遊ぶし、他の子と仲良くしようとするんだ。ナナが誘うのはいつも黒人の男の子なんだけどね。(トホホ。誰に似たのかしらん。)その時はいつも、「ナナ、まだ1歳…」と驚くことばかり。


「読者へのメッセージ」

 みんな、元気かーい!?
ドラの仕事先で二人がクビになった。勤務日に1週間も来なかったためにクビになった職務歴10年目の男と、同僚とケンカしただけでクビになった職務歴4年目の男。そのためドラが容赦なくオーバータイム(クビになった人の勤務を埋めるために、ダブルの時間が出てしまう)の仕事をするハメになって。
 アメリカでクビになったり、失業者がウロウロしているのは朝飯前のこと。その人たちのために、国が安い費用で仕事の講座を大学で開講している。秘書講座、エンジニア講座なんかも安く受けられる。資格を取るのにお金がかかりそう、なんていう心配もない。仕事を得るには資格が必要だから、失業者だけでなく、学生たちも講座を受けている。
 失業者たちはみんな勉学する時間が与えられているし、自由な時間を十分エンジョイするんだ。旅行に出かけたりして。クビになったからといって、悲しまなくてもいいのだ。次の仕事が見つかることを信じて、自分に必要な勉強をすればいいし、自由な時間を利用して遊べばいい。しかし、アメリカじゃコネ入社は当たり前。働いている人の知人なら簡単に会社に入れるのだ。(家族のメンバーだってそうだ。)コネ入社をうらやましがって怒るより、自分を叱れ。自分を売って友達を沢山作らなきゃ仕事は向こうから来ない。不景気ならなおさら。日本はひどい不景気だと聞いている。テレビで「成功者のエピソード」や「積極的な考え方」みたいなのをいっぱいやっているアメリカを真似てみてはどうだろうか。

「読者へのメッセージ」その2

 フーッ。KINOKUNIYAでのサイン会は人がいっぱいで満員状態になって、こっちが緊張しちゃったよー。マイクを持つ手がぶるぶる震えるイベント担当者を目にして、わたしもつられてぶるぶる。何回も言葉を間違えたり奇声を出したりして、「コイツ、バカじゃないかのう」と思われたような気がしたけどね。ガハハ。
 日本からはるばーるやって来たコがいて、それが一目ですぐ分かったよ。わたしの目をじーっと「ワクワク」しながら見つめているコは間違いなくファンか、もしくはレズか。見つめられているわたしも余計にワクワクしてしまったっス。
 KINOKUNIYAには予定時間より2時間も早く着いたのね。わたしの勘違いで早く来ちゃったの。たくさんのイスが並んでいるのに予定時間の6時近くになっても人が来ない。その時「誰も集まって来なかったら、このイスを一点に集めてベッドにして寝ようか。」と思ったんだ。コレ本当。マジ、人が集まるなんて思わなかったの。マイクのセットをしてた時、「これで『ファイトー、ファイトー、タケダマユミの本♪』って焼きイモ屋みたいに歌ったら気持ちいいだろうなぁ」なんてふざけて言ってたもん。緊張でエネルギーの二倍は使ったなぁ。テレビの取材よりもリアルだった。ドラは「日本に帰ったら叫ぶファン達がもっと見られるんじゃないかの」って言ってた。そうなのかなぁ。わたしは超人なのか?!







私の彼氏はとても、硬派で、仕事もスポーツクラブのインストラクターなのですが、恥ずかしがりやで、コ****を買いに行けません。友達に聞くと、彼氏が薬局で買ってくれるそうです。女の子が買いに行く物ではないと、思ってきた私。もう、口でやるのも辛いです。どうしたらいいでしょうか。(もりた)








「もりた」ちゃんへ
 ダーッハハハ。コンドームが恥ずかしくて買えないって?? それならわたしが代わりに買ってあげようか。でもここじゃサイズが大きかったりするんだよなぁ。
 アメリカでもコンドームをスーパーやミニマートで手に入れるのは恥ずかしいっていうティーンの女のコが多いのよ。そんなコたちのために、ティーンのコミュニティーとかカウンセリング施設にタダで「コンドームを持ち返ってもええよ」といった具合に花瓶に入ったコンドームの山が置いてあるんだ。HIVとAIDSだけでなくSTD予防にと、セックスしたがるティーンたちが自由に、しかもタダでコンドームをもらえるのって、店に買いに行くのとは、ちと「恥じらい」が違うでしょ。
 もうセックスし慣れているヤツはコンドームをわんさかと店で買う。何回も繰り返すと買うのが平気になるんだよな。もちろん女のコだろうが男のコだろうが性別は関係なく、セックスライフは人生においても恋愛関係にも子供作りにも家庭円満のためにも避けられないから、セックスにはコンドームというアクセサリーが必需品。でも、大人のおもちゃで女のコがバイブを買う方がコンドームよりもっと恥ずかしいぜ。しかもレズ用のバイブで、二人同時に楽しめるやつ、あれを買うのは勇気がいる。アダルトビデオを買う男だって「恥」をキャッシャーのところで必死に捨てているもん。女のコは男みたいにアダルトビデオを買ったりバイブを買ったりしなくていいよな、日本は。でもね、キャッシャーのところで必死に「恥」を捨てるのは2分ちょっとだけだよ。「コンドームは必要なものだ!」と自分に言い聞かせて買うべき。彼氏と根性比べをしてもいい。キャッシャーのコと目が合ったら「へへへへっ」と笑い返しましょう。胸を張って買っているって装いましょう。
 わたしはよく、コンドームを買い、自分の身を守りました。なんせセックスが好きだったもん。「たった2分の恥を捨てること」が出来ないばかりにSTDやHIV、AIDSをもらうのは絶対イヤだからね。コンドームを買うのがどうしてもっていうのなら、最後の手段として避妊手術を受けなさい。もうそれしかないで。わたし最近、避妊手術を受けようかと考えているの。コンドームが嫌いなダディがいるんでね、もちろんおカネは割り勘よ。んじゃ、健闘祈るぜ。