レインボーエンタテインメントのテラスで撮影。ジャケ写のようです。『プリキュア シンドローム!』特設サイトはこちら

前回、「プリキュアオールスターズDX 3Dシアター」の監督宮原直樹さんのインタビューでも書いたけど、「プリキュア5」シリーズ、インタビュー本『プリキュア シンドローム!』が3月9日に発売される(前回のを見なおしたら2月発売っていってた、ごめん!)。
『プリキュア シンドローム!』では、鷲尾天プロデューサーをはじめに、「プリキュア5」に大きく携わった25人のかたたちに深く、話を聞いている。
第五章「音楽のプリキュア」では、主題歌を担当した工藤真由さんと宮本佳那子さんの対談をしてもらった。
1年通して番組を観て、一番記憶に残っているもの。それは主題歌じゃないだろうか。特に工藤真由さんは「Yes!プリキュア5」(07年)、「Yes!プリキュア5GoGo!」(08年)、「ハートキャッチプリキュア!」(10年)、「スイートプリキュア♪」(11年)と、4年間「プリキュア」シリーズの主題歌を担当している(「フレッシュプリキュア!」(09年)はボーカルアルバムで参加)。
「プリキュア」シリーズを観ている人たちにとって、一番馴染みが深いのが工藤真由さんなのではないか? そう思ったとたん、「あれも聞きたかった。これも気になってきた」と、あとから質問したいことがどんどん湧いてきた。あれだけ話を聞いたのに!
『プリキュア シンドローム!』では、「プリキュア5」中心に話を聞いたが、今回は、それからの工藤真由について話を聞いていこう。本と併せて読むと楽しめるよ!




踊れそうだな


工藤真由(くどう・まゆ)


工藤真由(くどう・まゆ)PROFILE

1986年9月12日生。東京都出身。レインボーエンタテインメント所属。2002年より舞台やミュージカルに出演するなど、本格的な活動を開始。2005年に歌手としての活動もはじめ、「Yes! プリキュア5」(2007年)でソロデビュー。「Yes! プリキュア5 Go Go!」(2008年)でも主題歌を担当。「フレッシュプリキュア!」ではボーカルアルバムに参加。「ハートキャッチプリキュア!」(2010年)ではエンディングテーマを担当。オープニングテーマを歌っている「スイートプリキュア♪」(2011年)では声優としても参加。2012年3月17日公開「映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち」主題歌担当。オリジナルアルバムに「My way」がある。2012年3月3日にはワンマンライブも開催。2012年4月15日〜22日まで舞台「新撰組異聞PEACE MAKER」出演。5年ぶりの舞台になる。



加藤レイズナ(かとう・れいずな)


加藤レイズナ(かとう・れいずな)PROFILE

1987年9月11日生。フリーライター。「エキサイトレビュー」レギュラーライター&編集。Web幻冬舎「実況野郎Bチーム」でインタビューの面白さに目覚める。日経ビズカレッジ「ゆとり世代、業界の大先輩に教えを請う」」、3月2日発売「プリキュアぴあ」に参加。NHK-BS2「MAG・ネット」のプリキュアシリーズ特集に出演。はじめての著書「プリキュア5」シリーズ、インタビュー本『プリキュア シンドローム!』小社より2012年3月9日発売!

Twitter:@kato_reizuna加藤レイズナの仕事一覧ブログ


工藤 (『プリキュア シンドローム!』のカバーデザインを見て)わあー! かわいい!

──取材に関わってくださったかたに見せるのは工藤さんがはじめてなんですよ。

工藤 そうなんですか、うれしい。この絵、描き下ろしですか?

──はい、キャラクターデザインの川村敏江さんの。

工藤 すごーい。買います!

──いやいや、送りますよ(笑)。「23人のプリキュアがダンスライブ!プリキュアオールスターズDXコンサート〜みんなで歌って踊って 主題歌オンパレード!〜」ではお疲れ様でした。12月27日の大宮公演、宮本佳那子さんとも仲が良かったですねえ。『プリキュア シンドローム!』でも工藤さんと宮本さんの対談でその仲の良さがたっぷり読めるんですよね。

工藤 読めますよ〜!

──お楽しみにー! 今回は工藤さんが「Yes!プリキュア5」でソロデビューする前のことから聞いて行きたいと思っています。歌手として活動する最初のきっかけは?

工藤 小学校のときかな、SPEEDさんがすごい好きだったんですよ。テレビで振りを観ていたら「踊れそうだな」と。

──すごい自信が!

工藤 へんな自信があったんです(笑)。私も歌って踊ってみたいなあって、友だち同士でユニットを組んだりしていました。

──オーディションに行ったりとかは?

工藤 ずっと行きたかったんですけど、お母さんから「中学になってからにしなさい」って言われちゃって。はじめてのオーディションは中学一年のときです。

──どうでした?

工藤 いやー、ぜんぜんダメでした。Dreamというガールズグループのオーディションで、自己PRとアカペラで歌うという内容だったんですけど、すごい緊張しちゃって、途中で歌詞を間違えて真っ白になっちゃったんです。モーニング娘。さんも受けたんですけど、書類選考で落ちちゃって。15歳のときだから、中学3年生までそういうことの繰り返しでした。

──2年間も。中3でようやく?

工藤 はい、友だちが新聞のはじっこにある記事に「オーディション」って書いてあるのを見つけて、「真由ちゃん、歌手になりたいって言ってたよね。これやろうよ」って誘われたんです。それがつくばアクターズスタジオ。いまはもうないんですけど。

──そこでオーディションに合格して。

工藤 はい。でも、「事務所に入りますか?」って言われたときに断っちゃったんですよ。

──ええ、なぜ!?

工藤 高校に行こうと思っていたので。高校を卒業するまでは、オーディションとかは受けないようにしようと思っていて。ちょっと熱がなくなっていた時期でした。



「いいえ」「やりません」は絶対に言わなかった


『プリキュア シンドローム!』には工藤さんと...

『プリキュア シンドローム!』には工藤さんと、「プリキュア5」シリーズエンディングテーマ担当の宮本佳那子さんの対談が載っています。「プリキュア」歌手になってからいままで、苦悩を克服、子どもたちに伝えたいこと。ずっしりです。


『プリキュア シンドローム!』加藤レイズナ/幻冬舎

『プリキュア シンドローム!』加藤レイズナ/幻冬舎
2004年にスタートしたアニメ「ふたりはプリキュア」。年数を重ねるにつれ、知らない女の子はいない! という巨大コンテンツに成長した「プリキュア」シリーズ。本作はそのなかでも、シリーズ4、5作目の「Yes!プリキュア5」「Yes!プリキュア5GoGo!」に注目。「シリーズの転換点」を合い言葉に、プロデューサー・鷲尾天の他、監督、キャラクターデザイン、作画、演出、美術、音楽、声優、歌手、漫画家、映画版監督、おもちゃ会社バンダイまで、「プリキュア5」に関わったクリエイターたち25人に密着。インタビュー200時間超! 592ページの超大作。 キャラクターデザイン川村敏江の描き下ろし装画のほかにポストカード3枚つき! ほかにも、「プリキュア」はここから生まれた伝説の「鷲尾ノート」。企画段階のコンテ、キャラクターの設定案、おもちゃのアイデア画像など盛りだくさん。そして「プリキュア5」のもとになった、あの作品とはいったい……!? ひとつのアニメ作品ができるまで、これだけの時間と労力をかけるのか。「ものをつくる」ということが「プリキュア5」を通して、いろいろな角度から語られていきます。プリキュアファンのみならず、なにかをつくりたい、クリエイターに興味のある人や目指している人たち。決して飽きさせません!


──あー、芸能活動していると高校生活、難しいですもんね。そこからどうやって芸能界へ戻ったというか。

工藤 高校1年の夏休みのときに、アクターズスタジオで仲良くなった子と1年ぶりに会ったんです。「久しぶりー」「こんど舞台やるんだー」って会話をして、観に行ったら「やっぱり私は観るほうじゃなくて、出たいな……」と思ったんです。「このままじゃいけない!」と思って、またアクターズスタジオに連絡を取ったんです。そうしたら社長も私のことを覚えていてくれたんです。

──おお、印象に残ってたんでしょうね。

工藤 オーディションに来ている人は何百、何千といるんですよ。うれしかった。「ここに入ろう」と、バイトをしながら通っていました。レッスンをしながら、オーディションがあったら行って、お仕事もして。

──どんなことをやっていたんですか?

工藤 ほんとうにいろいろやりましたよ! 地域の夏祭りイベントとか、大きい会社のパーティに呼ばれて出ていったり。そこで司会をやったり、忍者のイベントにアクションとして出演したり。

──忍者!

工藤 マジックとか。

──マジック!!

工藤 助手なんですけどね(笑)。

──びっくりしました。『プリキュア シンドローム!』でも、音楽プロデューサーの小西岳夫さんから「プリキュア」の話を聞いたとき、〈私はそのとき「プリキュアの着ぐるみのなかに入れるんだ!」って思っていたんですよ〉と言っていましたけど、そういうことだったんですね。

工藤 そうなんですよ。「なんでもやるぞ!」と思っていたので(笑)。「いいえ」「やりません」は絶対に言わなかったです。アクターズスタジオで教えられたことなんですけど、「どこにチャンスが転がっているかわからないから、なんでもやりなさい。いつでもできるようにしておきなさい」って。あと、「いつどこで偉い人が来るかもわからないから、事務所には常に来なさい」とも言われて、毎日、朝から晩まで行っていました。



日本語の歌詞を歌えるということがすごくうれしかった


「Yes!プリキュア5」でソロデビューして...

「Yes!プリキュア5」でソロデビューして今年で6年目。3月3日のワンマンライブではどんな工藤真由が見られるのだろう。


「笑顔は永遠不滅」が合言葉...

「笑顔は永遠不滅」が合言葉。愛称は「くどまゆ」だ。


なんと、工藤さんとカメラマンの岬くんと俺の3人が茨城出身という偶然のうえに...

なんと、工藤さんとカメラマンの岬くんと俺の3人が茨城出身という偶然のうえに、工藤さんと岬くんが割と近所。しかも都会(電車が通っている)! 俺はひとりだけ遠いのでしょんぼり。


映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち」の主題歌にも起用された...

3月17日公開「映画 プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち」の主題歌にも起用された。テレビの「プリキュア」と映画の「プリキュア」、後編でガッツリ聞いていきます。


──2005年に原宿BJ Girls(のちにChix Chicks」改名)というジャズグループで活動を。

工藤 17、8歳のときですね。ジャズだから英語の歌詞を歌うんですけど、いままでそんな経験がないからうまくできない。聞こえてきた歌詞をカタカナで書いて、必死で覚えて歌っていました。

──グループは2010年に解散してしまったけど、並行して「プリキュア」がはじまったんですよね。

工藤 はい、「Yes!プリキュア5」(2007年)から。

──「プリキュア5」でソロデビューするお話は『プリキュア シンドローム!』でもお聞きしました。それまでジャズを中心に歌ってきて、いきなり子ども向け作品って、すごい変化ですよね。

工藤 まず、日本語の歌詞を歌えるということがすごくうれしかったです(笑)。「こんなに歌いやすいんだ」って、楽しくて、ワクワクが半端なかった! ただ、難しかったのが、英語で歌うときは、意味も調べていたんですけど、雰囲気も重視するじゃないですか。でも、日本語になると、歌詞のほんとうの意味がわかる。だから、なおさら感情を込めないと伝わらないということがわかった。日本語って難しいなと思いました。

──ジャズを歌っていたから、それに気付いた。

工藤 「プリキュア5」の主題歌、「プリキュア5、スマイル go go!」を歌うとき、「ことばを前に出して」ってたくさん言われていたんですけど、意味がまったくわからない。かなり苦戦しました。あと、それまでの「プリキュア」主題歌の五條真由美さん、うちやえゆかさんのようには歌えないので、どうやって、自分の良さを出せばいいのかをすごく考えていたんです。「プリキュア5」のエンディングを担当している、佳那ちゃん(宮本佳那子)のこともいっしょうけんめい引っ張って行こうとしていました(笑)。

──つかめてきたのはいつごろ?

工藤 2年目の「Yes!プリキュア5GoGo!」からですね。主題歌、「プリキュア5、フル・スロットル GO GO!」のレコーディングから楽しめていました。1年目「スマイル go go!」」のときは、レコーディング日に関係者がたくさんいたんです。五條さんたちともはじめてお会いしたので、いっぱいいっぱいになってしまって。でも、「フル・スロットル GO GO!」のときは人も少なくて、知っている方もたくさんいるようになったので、自分を思い切り出すことができました。いろいろ発散できたかなって、思い入れがとても強い曲です。

──ブログのタイトルにもなっていますもんね。「くどうまゆのフルスロットルでGo!」

工藤 すごくいいことばだと思っています。かわいくて、かっこよさもある。大好きです!



「笑いながら歌わないと伝わらない」と何回も言われました


プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち

「プリキュアオールスターズNewStage みらいのともだち」
これまでの「映画 プリキュアオールスターズDX」シリーズから一新。歴代プリキュア23人に、新シリーズ「スマイルプリキュア!」の5人を加え、28人のオールスターズに! さらになぞのプリキュアも登場して……? 映画の舞台は「プリキュアオールスターズDX1」と同じ、横浜みなとみらい。かつて倒したはずの敵、フュージョンが復活し、すべてを破壊し、世界を闇に染めようとする。観客応援型アイテム、デコルミラクルライトでプリキュアたちを応援しよう。
2012年3月17日(土)より全国ロードショー!
©2012 映画プリキュアオールスターズNS製作委員会


加藤と年齢がひとつしか違わないのに...

加藤と年齢がひとつしか違わないのにとてもしっかりしている工藤さん。俺はいつもだらけっぱなしなので見習います!


プリキュアプレミアムコンサート2012にも出演...

3月24、25日に大阪で開催される「プリキュアプレミアムコンサート2012」にも出演。こちらも後編で聞いていきますよ。


──『プリキュア シンドローム!』で作詞の只野菜摘さんにインタビューしたとき、「スマイル go go!」は音楽ディレクターの藤田昭彦さんと殴り合い寸前になるまで話し合って出来た曲だと聞きました。

工藤 あははは! そうらしいですね(笑)。只野さんも「プリキュア」の主題歌を担当するのははじめてだったので、お互い仲間意識じゃないですけど、「がんばろう」って。「スマイル go go!」は途中で何回か歌詞が変わったんですけど、「歌詞が定まらなくてごめんね」って。

──お互い手探りだったんですね。「スマイル go go!」が発表されて、周りから言われたこととか覚えています?

工藤 必死すぎて記憶がないんですよ(笑)。不安だらけだったので、なるべく評判も見ないようにしていたのかも。いま曲を聴きなおすと、若かったというか、かわいく歌おうとしているなって。

──歌唱指導は藤田さんが?

工藤 そうですね。藤田さんは、ライブ感を出すというか、あまりキーや音程を直さない方なんですよ。何回も録り直して、そのなかからいいのを選んでいく。だから音がけっこう外れていたりするんですけど、それもまた味なのかな。

──歌っているときに、どういうことを言われるんですか?

工藤 さっきも言った「ことばを前に出して」とか「声をはずませて」くらい。感情のほうをよく指導されて、「自分が子どもたちの前にいるのを想像しながら歌って!」という。これは「プリキュア5」のときはぜんぜんわからなかったんです。でも、「5GoGo」のときは想像しながら歌うことができた。1年間イベントをやってきて、たくさん子どもたちの前に出ることができたのがプラスになりました。レコーディング中に「かわいく笑って!」とか言われるんですよ。

──子どもたちがいないときにでも。

工藤 はい。「笑いながら歌わないと伝わらない」と何回も言われました。

──歌いやすい曲は?

工藤 気持よく歌えるのはやっぱり「フル・スロットル GO GO!」。あと、「Come on!プリキュアオールスターズ」ですね。「プリキュア」歌い手のみなさんも、「すごく歌いやすい高さの曲だね」って。

──歌いにくい曲もあります?

工藤 たくさん! そのなかでも、「ハートキャッチプリキュア!」のエンディング「ハートキャッチ☆パラダイス!」。

──え、そうなんですか。すごく楽しそうな感じが伝わってきますけど。

工藤 私のなかでは、音の高さ的に声を張って歌う曲なんです。ガツっと出す音なんですけど、「張らないで。優しく歌って」と言われました。「えっ!?」って(笑)。

──かなり抑えていたんですね。

工藤 レコーディングでは必死に優しく歌いました。いまだに言われるんですけど「なんか違う。雰囲気がかわいらしいね」って言われるんですよ。

──たしかに、工藤さんのパワフルな歌のイメージからはちょっと遠いかも。

工藤 私もちょっと違和感があるというか、「フル・スロットル GO GO!」のように、ガッツリした曲が好きなので、いままでガツガツ歌っていたんですよ。難しかったけど、新鮮でした。



詞を書くのがちょっと怖いのかな


工藤真由ソロ2度目となるワンマンライブ

工藤真由ソロ2度目となるワンマンライブ。
工藤真由 ワンマンライブ『Going MAYU Way II ひな祭りライブ!!』開催決定!

日程:2012年3月3日(土)
会場:渋谷・eggman http://eggman.jp/
時間:開場 18:00 / 開演 18:30
料金:前売り ¥3,000 / 当日 ¥3,500(ドリンク代¥500別)

チケット
・イープラス http://eplus.jp/
・ローソンチケット http://l-tike.com/(Lコード:73860)


My way

「My way」
工藤真由初のソロアルバム。自ら作詞に参加したり、歴代の「プリキュア」シリーズのメドレー「KUDOMAYUプリキュアメドレー」を収録しているなど、バリエーション豊かなアルバムになっている。2010年10月27日発売。
【初回限定盤(CD+DVD)】税込¥2,940(税抜価格¥2,800)
【通常盤】定価¥2,310(税抜価格¥2,200)


──「Yes!プリキュア5GoGo! ボーカルアルバム2 SWITCH ON!〜そして世界は拡がっていく〜」では、五條真由美さんうちやえゆかさん宮本佳那子さんと、それぞれ自分で作詞して、ソロ曲を歌っていましたね。工藤さんは「たとえどんなに離れていても」をつくっていました。

工藤 「5GoGo」のときは「プリキュア」シリーズ5周年で、プリキュアミュージカルも4人で周ったり、いろいろいっしょに活動していた時期でした。「みんな『プリキュア』に対しての思いもあるだろうから、作詞をしてみる」というお話をいただいんですよ。

──作詞はそのときがはじめて?

工藤 アクターズスタジオのときにオリジナル曲をつくっていたんですけど、売り出されるものとしてははじめてでした。「5GoGo」のときはたくさん伝えたいことがあったので、スラスラっと書けたんですけど、ストレートなことしか言えないので、いいのかなって(笑)。

──オリジナルアルバム「My way」では、「人生☆レボリューション」「For My Friend」など、自分で作詞もしていますね。

工藤 共作ですね。「こういうことを書きたい、ことばを入れたいんです」って相談しながらやっていきました。

──けっこう自分で書きたいほうですか?

工藤 前は書きたかったんです。でも、ことばがなさすぎるので、表現の仕方がもうちょっとユニークにならないかなあと。「プリキュア」の作詞は青木久美子さん、只野菜摘さん、六ツ見純代さん。みなさんすごいですよね。「どういうときに詞が思い浮かぶんですか?」と聞いたら、「本を読んだりして、いろいろなことばに触れる。常日頃から人間観察をしたり、イメージが大切だよ」と言われました。誰も思い浮かばないような想像ができる。それってすごい才能ですよね。私は自分で詞を書くのがちょっと怖いのかな。もっと勉強して、勇気を出せればなと思います。

──現在、3月3日に行なわれるワンマンライブ「Going MAYU Way II」調整まっただ中だと思います。2度目のワンマンライブですけど、前回の手応えはどうでした?

工藤 対バンライブとかは何度かやっていたんですけど、期待してたようには入らないこともありますよね。だから不安だったんですけど、蓋をあけてみたら、たくさんのお客さんで埋まっていたのでうれしかった。自信につながりました。

──その経験が今回のライブにも表れて。

工藤 あー、自信はついたんですけど、1年も経っちゃったから(笑)。前回来てくれたかたがまた来てくれるか、新しいファンのかたがどのくらい増えているか、不安だし、楽しみ。「工藤真由のライブはこういう流れだよな」というのを残しつつ、新しいチャレンジをしようと思っています。これ、自分にプレッシャーをあたえていますよね(笑)。みなさん、よろしくお願いします!



次号予告


お互いリラックスして話せた……はず!

『プリキュア シンドローム!』の対談、去年行なわれたコンサートの座談会。そして今回と、工藤さんへのインタビューはこれで3回目。お互いリラックスして話せた……はず!


いつも元気でパワフルな工藤真由さん、お話の内容も非常にクリアで説得力があって、この若さでどういうことだ!? とびっくり(がんばれ加藤!)。強い意志で歌手の道を選び、情熱をもって未来を切り開く。そしてプリキュアへの熱い思い。後編(3.15公開予定)も「くどまゆパワー」フルスロットルですよ!

「お前の目玉は節穴か」では、おもしろい取材企画を募集しています。ブログなどで具体的に企画をはじめているかた、道場破りもありです、ぜひお問い合わせください。プロアマ問いません。編集担当のツイッター @kaerubungei までどうぞ。
今回紹介している『プリキュア シンドローム!』は当連載がきっかけにできた本です、ぜひ読んでみてくださいね。

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