昆布豆 昆布、醤油とみりんのうまみを含んだ豆がしみじみおいしい

昆布豆〜レシピ Recipe

 キッコーマン特設サイトの更新4回目です!!
 特設サイトと並行して、私が『キッコーマン 昭和の味レシピ』を見ながら料理に挑戦する、特設ツイッターも継続中です。こちらは次回で4回目です。皆様、是非フォローしてください!!

【公認】『キッコーマン 昭和の味レシピ』
https://twitter.com/yuu_sasaki1


 第4回の更新テーマは昆布豆です。

 常備菜の王道ともいえるおかず昆布豆に、私は忘れられない思い出があります。

 私の実家は母親がうどん屋を経営していまして、経営といっても、決して大きなお店ではなく、町の食堂的な、こじんまりとしたお店でした(過去形なのは、去年の冬になぜか急にお店をたたみたい、そして鉄板焼き屋を始めたいと言い出し、うどんの湯きりざるから、現在は“コテ"に持ち替えてお好みを焼いているからです)。

 お店の規模、町の大きさからいっても、大した金額を稼げるわけでもなく、家族8人が食べていくお金を捻出するのがやっとでした。
 しかし、そんなお店が大もうけできる時期があったのです。それは、お正月!! 年の瀬に、近所からおせち料理の注文が60個くらい入るからです。収入面からすると、家が潤うので嬉しいことだったのですが、一つおっくうなことがありました……。それは、おせち料理を作る手伝いをしなければいけなかったことです。
 おせち料理を作る手伝いは、12月30から始め、31日の深夜につくり終わり、そして元旦の朝方にお客から預かった重箱に詰めて配達するというのが一連の流れでした。この手伝いを小学校5年生から高校2年生までしていたのですが、私の毎年の担当が、大なべに入った昆布豆を焦げないように、でかいしゃもじでひたすら混ぜ続けることでした(ちなみに3歳下の弟は、砂肝の薄皮をとる、です。300個くらいやっていました。そっちの方が確実に辛いです)。
 ずっと手伝っていたのですが、私が高校2年生の時、年末だから友達と遊びたいということもあり、
「俺、年末に豆まぜんの、もうやりたないわ!!」
 と怒鳴ってしまいました。
 すると母親が、
「じゃあ、もうせんでええ。遊びに行ってこい」
 と、返してきたので、反抗心もあり、遊びに行ってしまいました。
 ひとしきり遊んで元旦の昼ぐらいに家に帰ると、リビングには疲れ切って寝ている家族。
 その姿を見た時に、物凄く自分が情けなくなりました。そして、次の年から母親が体調を崩したので、おせち料理の注文は取らなくなりました。

 試食会で昆布豆を食べながら、お手伝いをサボった年、何をして遊んだのかを思い出そうとしたのですが、全く思い出せませんでした。
 ですが、「眠いなー」と言いながらも、家族全員で紅白を見て、おせち料理を作った年末の風景は、昆布豆の優しい味が鮮明に思い出させてくれました。

キッコーマン昭和の味レシピ

キッコーマン昭和の味レシピ 毎日食べても、飽きずにおいしい

Webマガジン幻冬舎
『キッコーマン昭和の味レシピ』特設サイト

キッコーマン株式会社

大正6年(1917年)会社設立。しょうゆやみりん、トマトケチャップなどの調味料や食品の製造とともに、「おいしい記憶をつくりたい。」のコーポレート・スローガンのもと、家庭向けの多彩なレシピを紹介。伝統の発酵技術に基づいたしゅうゆ醸造をはじめとした商品づくりを通じ、新しいおいしさ、豊かな食生活の提案を行っている。

Webマガジン幻冬舎
『キッコーマン昭和の味レシピ』特設サイト
バックナンバー

とんかつ

昆布豆

赤飯

ポークカレー

スパゲッティ・ナポリタン

Webマガジン幻冬舎 最新号 INDEXバックナンバー

Copyright © GENTOSHA INC. All rights reserved.
Webマガジン幻冬舎に掲載されている記事・写真の無断転載を禁じます。webmagazine@gentosha.co.jp