今回はベストセラー『ダーリンは外国人』の著者、小栗さんのだんな様、トニーさんが書かれた本。『トニー流 幸せを栽培する方法』をご紹介します。『ダーリンは外国人』を読んだ時からと〜っても気になっていたそのトニーさんご本人がメイン。奥様である小栗さんはイラストと、コンテンツの最後にちょっとしたメッセージを書かれています。
『ダーリンは外国人』の時は日本人の小栗さんが語学大好き人間で、多文化共生を日夜研究するダーリン、トニーさんの可笑しな奇行ぶりをほのぼの〜っと伝えてくれていました。
 本屋に行ってみると見慣れた小栗さんのイラストが目に入ったので手にとってみると、トニーさんのお顔を発見。今回はトニーさんか〜! 一体どんな話を聞かせてくれるのだろうとその時点から興味津々でした。
 著者が語学大好き人間なだけに世界中の言葉、諺、偉人が残した名言、教えなどが満載。コンテンツの内容に合わせて最後にそれらが紹介されているのですが、その言葉達がまた効く効く。でも本に書かれているような諺はじめ、名言なんかは、普段からトニーさんが持っている頭の中の財産。こんな頭の持ち主って一体どんな人なの?! っと小栗さんが著書でテーマにされる意味がよくわかります。
 知識(財産)はその人の個性や魅力を作り出す大切なもの。今回の本も、語学に関してのオタク並みの知識や、日夜それを研究する情熱の持ち主である強烈個性のトニー・ラズロさんだから出来たはず。そこには外国人というファクターがあるかもしれませんが、今回の本は一人の人間が持つコアコンピタンス(独自性)を見事に発揮、上手にまとめている本だと思いました。オタク万歳って感じです(笑)。
 特に諺では教えられることが本当に沢山あって、例えば、
「物事の良い悪いの判断では、きちんと良いほうを選べる人間になろう」
 というコンテンツだったら、その最後に紹介される諺はこんな感じ。
「槍を一度投げてしまったら、もう引き止めることはできない」
 ちなみにこれはアムハラ語にある諺です(私はアムハラ語って何? というレベルですが、トニーさんのおかげで知ることが出来ました)。
 そして、
「良いマナーはバザールで売っているわけではない」
 こちらはアゼルバイジャン語にある諺です。
 そしてもう一つ。
「ゴミ捨て場のハエにならず、むしろ花庭園を飛び回る蜂になろう」
 これが深い! この言葉に私はぐっときました。ちなみにこちらは、インドネシア語にある諺です。
 今回改めて、自分のライフスタイルを築き独自性を持つことの大切さ、また、いろいろな事に興味を広く浅く持って生きることの大切さを痛感しました。
 皆さんにはどういう風に感じる本なのでしょうか?!
 是非読んでみて!


黒谷友香

黒谷友香(くろたにともか)
黒谷友香(くろたにともか)1975年、大阪府生まれ。95年、映画「BOXER JOE」のヒロイン役で女優デビュー。その後、CM・ドラマ・映画・ 雑誌など幅広く活躍。主な出演作に03年「魔界転生」、04年「クイール」など。またこの秋、公開の映画「SHINOBI」では、美貌の毒婦、陽炎(かげろう)を好演。

トニー流 幸せを栽培する方法
『トニー流 幸せを栽培する方法』
トニー・ラズロ 著
小栗左多里 画
ソフトバンククリエイティブ株式会社刊
定価 本体952円+税