明日は休み。この本の中の何か(気に入ったのがいくつかあったので)を作るぞ〜!! って決めました。
 このところ「お料理」というものを全くしていない状態。日常の中に自然とあるはずの行為なのにぃ! もうかぎカッコつきで表現してしまうくらい、今の私からはかけ離れた行為になってしまっている……。これじゃぁいけない、女がすたる!? っということで、飛田和緒さんの本を手にとってみました。
 一般的なお料理本とはちょっと違って、メニュー紹介、レシピ紹介だけではなく、著者の飛田さんのエッセイつき。もともとは新聞に連載されていたそうですが、こんな文章がレシピの前にさらっと書かれていたら思わずこちらも作りたくなっちゃうよ〜という感じで、いいんです。
 飛田さんの本はとても心温まるし、すごく美味しそうに感じます。たとえ同じものを作るにしても、それらを作る時の心構えが違ってくるというか、より心を込めてお料理に励めるというか……。エッセイ部分を読んでいると、そう思いました。
 子供の頃から毎日食べていた母の手料理。おふくろの味ですね。毎日の食卓というのはそのときは一瞬で終わっちゃいますが、長い年月を経て振り返ってみると、思い出すのはその場で交わされた会話だったり、笑顔だったり、絆だったり、愛情だったり。食事の時間がいかに大事かがわかります。エッセイはそんなことをふと思い出させてくれました。
 食べているものが私たちの身体を作っているんだ。そこにかけられた手間、想い。それも含めての「お料理」。「食べる」ということを日々の生活でも大切にし、豊かになるよう心がけなければいけないなと思いました。 
 明日は久々の休みなので、食べたいものを作ります。今のところは「軟骨いり鶏ひき肉だんごとさといもの煮物」。それにご飯とお味噌汁で。楽しい時間になりそうです。それでは。


黒谷友香

黒谷友香(くろたにともか)
黒谷友香(くろたにともか)1975年、大阪府生まれ。95年、映画「BOXER JOE」のヒロイン役で女優デビュー。その後、CM・ドラマ・映画・ 雑誌など幅広く活躍。主な出演作に03年「魔界転生」、04年「クイール」など。またこの秋、公開の映画「SHINOBI」では、美貌の毒婦、陽炎(かげろう)を好演。

四季の食卓
『四季の食卓』
飛田和緒著
幻冬舎刊
1470円(本体1400円)