私の初主演映画『TANNKA』のお披露目を迎えました。第19回東京国際映画祭の特別招待作品の一つで、六本木ヒルズで行われたオープニングイベントでは憧れのレッドカーペットの上を歩きました。沿道には大勢の人たちが集まり、マスコミの方々も本当に沢山いらっしゃって、あの華やぎと興奮はまさに「祭」でした。
 今回が映画初監督となる阿木燿子監督、共演の村上弘明さん、黄川田将也さん、そして、映画『TANNKA』のキーワードの一つでもあるベリーダンスのダンサーの方々とともに、華々しい雰囲気、興奮の渦の中を歩いたレッドカーペットの経験はとても思い出深いものになりました。
 そして本日、上映会があり、舞台挨拶をさせていただきました。公開は少し先の十一月十一日からになりますので女性の皆様、是非ご覧になってくださいね! 「女性の皆様」と書いたのは、この映画『TANNKA』は女性に観ていただきたいという想いで作られている映画だからです(勿論、男性の方が見て下さるのもとても嬉しいことです)。
 今回ご紹介する本は、この映画の原作である俵万智さんの小説『トリアングル』。一人の女性が年上と年下の二人の男性の間で揺れ動き、最後にある決断を下します。紆余曲折を経てそこに至るまでに、結婚、妊娠、出産など女性にとっては切り離せないテーマについても触れていきます。
 主人公の薫里は、そういった女性ならではの人生の岐路に立ちながら、暗中模索の中で選択をし、自分なりの幸せを追い求めていきます。その姿は演じている私がいうのもおかしいかもしれませんが、エールを送られているような気がしてなりません。それを皆様にも感じていただけたら……と、そんなことを思っております。
 映画『TANNKA』どうぞよろしくお願い致します。それではまた次回お会いしましょう!!


黒谷友香

黒谷友香(くろたにともか)
黒谷友香(くろたにともか)1975年、大阪府生まれ。95年、映画「BOXER JOE」のヒロイン役で女優デビュー。その後、CM・ドラマ・映画・ 雑誌など幅広く活躍。主な出演作に映画では03年「魔界 転生」、04年「クイール」など。11月11日公開の映画「TANNKA短歌」で初主演。

トリアングル
『トリアングル』
俵万智著
中央公論新社刊
定価:619円(本体価格590円)