だらしな脱出できるかな日記
8月某日
伊豆下田の外浦海岸。広すぎず、空いていて、犬に優しい良いところだった!ほんと場所はね、良かったんだけどね(泣)。
宿泊先の「ムーンリバージュ」外観。海まで徒歩30秒!っていうか宿の前はもう海!絶好のロケーション! 図書室に漫画「ワンピース」が全巻あったので、とりま10巻まで読んでみた。仕事の合間に。
犬宿なので、犬ごはんメニューもアリ。こちらチキンベースのダラ夕食。人間は金目鯛メインだった。料理的にはわりと普通。
 遅めの夏休みとして、やって来ました伊豆・下田!
 今年は全然キャンプにも行ってないし、この夏も特にどこかへ行く予定もしていなかったのだけれど、毎日「暑い暑い」言ってるなかで、ふと思ったのです。「ダラに海を見せたい! 海で泳がせてみたい!」と!!
 我が家から近場の海水浴場といえば、茨城か千葉か神奈川なんだけど、茨城はなんかこう夏休み〜♪ってな浮かれ気分感が今一つわいてこないし(すみません、勝手なイメージです)、千葉は車で行ったことがないので運転にいまいち不安があり(首都高怖い)、神奈川の逗子やら茅ヶ崎やらはあまりに人が多すぎて「犬と一緒に泳ぐ」には気がひけそう。で、あれこれ悩んだ結果、下田に決定したのでR。(突然の嵐山光三郎降臨!)
 いや素晴らしいよ、下田! 海水浴場も沢山あるよ下田! しかも犬ウェルカムとHPにも書いてある!! 張り切ってダラのフロートも新調したよー!!
 が、しかし。いつもの様にまったく仕事が片付かず、パソコン&ゲラも持参することになり、バタバタしていたら朝6時出発の予定が8時にまでずれこんで、環八大渋滞。ウチから東名高速の東京ICまで17キロぐらいなのに2時間かかった。「猫ひろしだったら走ったほうが早いよ!」「良純(石原)でももう着いてるよ!」「よっすぃ(吉澤ひとみ)はムリだけど!」などと東京マラソンを思い出して愚痴る。さらにさらにようやく渋滞を抜けたと思ったら、小田原厚木あたりでゲリラ雷雨に襲われる。「まぁ日頃の行いが悪いからしょうがないか!」「ずっと雨だったらイヤだけど、どピーカンよりマシだと考えよう!」「ほらほらあっちの方の空は明るいから、きっと大丈夫!」などと無理やり明るく話し続けた。ダラに。悲しくはない。ないともさ!
 自宅→下田までのルートは、ナビで検索したら東名沼津まで行って南下が推奨されたんだけど、せっかくの久しぶりの海なので海岸沿いを走りたくて国道135号線を選択。昔は夏の伊豆つったらもうとにかく、この道が混んで混んで混んで混んで、うんざりなんてもんじゃない不機嫌ロードだったけど、最近は他の道も整備されたし、観光客そのものも減っていてさほどでもない、と聞いていたのだが、まさにそのとおりでちょっと拍子抜け。で、途中寄り道などしつつ、6時間後に下田は外浦海岸に無事到着。途中、白浜海岸付近を通ったときは、肌を惜しげもなく露出させている若者女子(最近の水着はなんか凄いね!♪パレオはエメラルド♪なんておっさんの幻想だよ!余計な布など必要としてないね!)に目を奪われて大変だったけど、外浦海岸はいい感じに寂れていて、非常に穏やか。
 早速、水着(膝丈のパンツ+半袖ラッシュガード。水着と呼ぶのは間違ってるレベル)に着替え、ダラを連れて海に入った。
「ダラー!海だよ、海―!凄いねぇ!広いねぇ!気持ちいいねぇー!!」
 私はもう、やる気満々、テンション高まりまくりで。しかし、ダラは柴犬なのだ。そうは思えないけど一応カテゴリーとしては柴犬なのだ。野山を駆け回る柴犬なのだ。水なんて全然好きじゃないのが当たり前なのだ。
 知ってたよ! カヌーで湖に行ったときからそんなこたぁ知ってたさ! でもさ、海だったらまたちょっと違うかなーとも思ってたのだ。自分と同じくテンション上がって、うほほーい!てな感じでザバザバ泳いだりしないかなーって! そんな感じのラブラドールとかよく見かけるし!
 いや、だから。ダラはラブラドールじゃないのですよ>自分。
 かくして「ダラと楽しく海水浴を楽しむ夏休み」は開始30分で暗礁に乗り上げた。あと3日。何しよう……。


8月某日
とりあえず、フロートを着用してみたダラさま。
が、たちまちスポッと脱ぎ捨てて
泳ぐ
泳ぐ
泳ぐ!……むりやり。
 ニュースなどによると、首都圏は昨日のゲリラ豪雨で大変なことになっているようですが、ここ伊豆下田は朝からとっても良い天気です。青い空〜♪青い海〜♪白い砂浜〜♪
 ……を、窓から眺めながら、冷房の効いた宿の部屋で原稿を書いてます。キャハ!
 長距離ドライブと無理やり海水浴で疲れ果てたダラは、朝散歩に行って以来、ずーっと寝たまま。下田に来た意味など考えたら負けな気がする!
 昼過ぎにどうにか仕事が終わったので、昼食は近所のひもの屋さんへ。ここ「ひもの万宝」(http://www.manpou.com/)は、買った干物をご主人が炭火で焼いてくれて、食べることができ、さらに酒や御飯の持ち込み自由という夢のような店。数々ある伊豆の海水浴場のなかで外浦に決めたのは、犬連れOKな宿がいくつかあったという理由もあるけど、「万宝に行きたい! 干物つまみながら、ビール飲んでおにぎり食べてだらだらしたい!」欲が大きかったからだ。
「万宝」を最初に知ったのは、たしかラズウェル細木の『酒のほそ道』を読んでいたら、そんな店が出てきて魅了され、コラムで「実在する」と書いてあったので検索して見つけたからなんだけど、その後実際に行った知人が「最高〜とにかく最高〜夢のような店〜!」
と大絶賛で、ずっと気になっていたのです。
 なもんで、事前に近くでおにぎりを売っている店もリサーチして、酒類も買い込み冷蔵庫でギンギンに冷やし、持ち運ぶための保冷バッグも買って、準備を整えた。土日は遠方から来る観光客で賑わうだろうから、行くなら平日でしょう。今日は金曜! 待ってろ干物〜! とテクテク歩くこと約3分。
 しかし! 意気揚々到着したら、店からひとりの青年が出てきて「すみません……」とやおら頭を下げられた。「実はオヤジが夏の疲れが出ちゃって具合悪くしていて、今日は店を閉めているんですよ」と。うぎゃーーー! なんですとー! ショック。あまりにもショック。いやでも、そんな事情ならしょうがない。
「せっかく来て頂いたのに本当に申し訳ございません。どうにか日曜ぐらいには開けたいと思っているんですが」と、物凄く丁寧な謝罪を受け、日曜にはもうここにはいないんだよぉ、と泣きそうになりながらも「いえ、気になさらないで下さい。ご主人、早く元気になられるといいですね」と、頑張って大人の返答をする。
 いやでも、大丈夫かなー、オヤジさん。話によると店が開いている間、暑いなか毎日干物を焼き続けていただけじゃなくて、仕入れに仕込みに夏の間中、毎日夜中まで働いていたらしい。そりゃ倒れもするよねぇ。
 で。ええと、私は何しに下田に来たのでしょうか。考えたら負けだな!


8月某日
「ひもの万宝」が臨時休業だったので、別の海鮮焼き系の店へ。気持ちが高まらないので、アワビを奮発してみた。美味しかったけど「夢のよう」とまではいかなかった。
1日にして5歳ぐらい老けたようにさえ見えるダラ。ご、ごめん!
 伊豆、3日目。相変わらず良い天気。虚しくなるほど良い天気。
 散歩途中、ゴールデンレトリバー2匹が飼い主さんにフロート投げてもらって、バシャバシャワフワフ楽しそうに海に飛び込んでいく様子を見ても、一向に興味がなさそうなダラ様。しかし、このまま陸上を散歩しているだけでは、あまりにもあんまりなので、南伊豆の弓ヶ浜海岸近くにある湊CAFE&PIRATES(http://minatocafe.web.fc2.com/)に電話を入れて、ちょい乗りカヤックの予約をする。
 外浦にもシーカヤック体験ができる店はあるのだけれど、そこは犬同乗NGだったのだ。あと、PIRATESが良いなと思ったのは、まさにこの「ちょい乗り」ってコース。水の上をカヌーやカヤックで移動するのって凄く楽しいんだけど、正直、よくある半日コースとか、個人的には時間的にも体力的にも長すぎてキツイわけですよ。その点、この「ちょい乗り」は2時間ってとこがいい。湖では経験あるけど、シーカヤックは初めてなので、どんなもんかなーと試すのにもちょうどいい。
 ってなわけで、車で走ること20分。体験して参りました! 面白かった! 生憎、風が強くて洞窟に入ったりは出来なかったけど! その強風のあまり、途中から波がとんでもなく高くなってガイドさんいなかったら遭難しそうな勢いだったけど! ♪波をちゃぷちゃぷちゃぷちゃぷかきわけて〜♪なんて呑気に歌ってたら、ザッパンザッパンなって舌噛みそうになったけど! もちろんダラは全然楽しそうじゃなかったけど! 今、早くも筋肉痛で肩も腕もパンパンだけど!
 ようやく、ちょっとだけ「夏休み気分」が味わえた気がする。


8月某日
帰り道、すんごい寂れた川魚の養殖所兼釣堀に立ちより。
鮎と岩魚を食べました。川魚大好きー! アワビより好きー!
帰るとなったら、とたんに元気回復した(ように見えた)ダラ。まぁね、そんなもんですよね。えぇ。
 不完全燃焼気味だった夏休みも終わり、粛々と働く。
 帰ってきてからもう4日、風呂に入っていないが、気にはならない。考えてみたら、もう4日、顔も洗ってないが、それは少し気にしたほうがいいかもしれない。
 原稿を書いていたら、ふと、突然、唐突に、意味もなく、「はて、今、藤谷美和子はどうしているのだろう」と気になった。あの「紀宮様は私の妹事件」(知らない方はググって下さい)以来、とんと見かけなくなったが、元気なのだろうか。
 以前にも書いた気がするけど、私は藤谷美和子が結構好きなのだ。世間から不思議ちゃん扱いされ、実際不思議ちゃんとか言ってるレベルではないような言動が伝わってきても、やっぱり嫌いにはなれない。しかし、リアル社会において、例えば飲み会などの暇ネタとして「好きな女優って誰?」みたいな話になったとき、「藤谷美和子」とは答えにくい。
 なんかこう、この場で藤谷美和子を好きだと言ったら、いろいろ邪推されそうな気がして。藤谷美和子を好きという厄介さ、みたいなものを表明してしまうような。「いやぁ、単に顔が好きなんですよー。可愛くないですか?」みたいなことを言えば言うほど、その場に居合わせた人たちの気持ちが「あぁ……」って遠くへ飛び立っていきそうで。
 でも、そういうところ含めて好きなのですよ。
 っていうか「好きな女優」に限らず、俳優でも歌手でも本でも作家でも、自分が好きなものを誰かに表明することに、私はわりと躊躇いがある。こうやって、日記みたいなもので一方的に書く分には平気だし、気心知れた人たちに話すのも大丈夫なんだけど、そう親しいわけでもなかったり、ほぼ初対面ぐらいの人たちのなかだと、好きなもの表明=それを好きな自分表明になるじゃないですか。当たり前だけど。
 とはいえ「好きなもの話」は、大人の社交テーマとしてわりと便利に使われているので、日々頭の片隅で答えを探しているわけですが、これが意外と難しい。あまりに無難な答えでは場が白けるし、誰も理解できないほど個性的、あるいはマイナーな答えでも盛り上がれない。結果、好きな俳優や歌手、作家などは自分なりに「これでどうだ」という答えを見つけたのだけど「女優」は未だ空席状態。これは! というおススメ女優、教えてプリーズ!


9月某日
秋といえばの炊き込みご飯〜♪ ってキャプションつけてる今はもう冬だけど! クリスマス直前だけど!
こちら海老とホタテとエリンギのガーリックバター&バルサミコ炒め。料理名=レシピな一品w
今年の些細な変化といえば、豚肉好きになったこと。今まで好きな肉順では豚が最下位だったんだけど。なわけでドーン!豚生姜焼き!
 世の中はどうやら運動会の練習が佳境なようで、外廊下に面した仕事場で働いていると、毎日毎日ステキな音量でそれなりに遠い小学校から、その様子が聞こえてくる。
 あぁやっぱり今年は全国で「マルモリ」が踊られるのねー、と、見てもいないのに知った気になっているのだけれど、昨日、マンションの前で見かけた小学生が「ポニョが流行ってたときは幼稚園だったし、今年はマルモリが流行ってるけど踊るのは1年生だし、なんかズルい」(フジタ訳)と力説していて笑った。この世にそんな僻みがあるとは思ってもみなかったよ!
 ちなみに私が小学生のときの運動会の記憶としては、通っていた山梨の学校で、毎年斉唱させられていた「体育祭の歌」が想い出深い。タイクサイ、と読むのではなくタイイクマツリであるのがポイント。「あける山梨 希望のあかね」とか「若い山梨 あふれるいのち」とか「奮え山梨 雄叫び高く」とか「誇れ山梨 誉だ意気だ」とか、山梨県人であることを鼓舞する歌詞だった。あれ、いったい何だったんだろう。今でも歌われているんだろうか。謎だわー。


10月某日
苦行の前には肉好きの聖地と呼ばれる「やっちゃん」へも行きました。こちら、このご時世に堂々の生肉6種盛。ひぃー!
とろける煮込み。うはー!
そしてその帰り、ココイチで食べたささみフライカレー! えぇぇぇー!? いやだって炭水化物が食べたかったんだもん!
 どういうワケだか、東海道五十三次を歩くことになった。
 未だなんでこんなことになったのか、よく理解できないのだが、その辺のことはいずれ本にまとめる(予定。あくまでも予定)ので、ひとまず置いておくとして、昨日はその1回目として日本橋→北品川の約9キロを歩いてきたのでした。
 いやーーーー大変だった! っていうか、9キロってさ、数字的に見るとどうってことないと思うでしょ? まぁ実際、どうってことないんですよ、日ごろから運動している人にとっては。でも、言っちゃあ何だが、私は普段、全然歩いてないわけですよ。試しに万歩計をつけて「普段の生活」をしてみたら、1日平均3、400歩で、距離に直したらそんなの300メートルぐらいなんですよ。それがいきなりの9キロ。突然の9キロ。まぁ今回はあえて事前に何もせずに挑んだので、余計大変だったんだけど、それにしても身体中が痛くてもう泣きそうでございますのよ。
 遠い昔にホノルルで10キロウォーキングに参加したときの、辛さ再び! 足の裏が痛い、膝が痛い、腰が痛い、こんなことぐらいで悲鳴をあげてる自分がイタイ。とりあえず、まだ1回でどれぐらい歩けるのか予想不可能なので、様子を見ながらって感じなんだけど、この企画、本当に続けられるのか、今から凄く不安……。


11月某日
いつの間にか、またこんなに伸びていた髪の毛を三つ編みにして……
鋏でジョキン! なんか気持ち良かったー!
カット後の長さは鎖骨上ぐらい。これで別に問題ないと思う、その気持ちに問題があるような気もするけど!
 ふと気がついたら、また恐ろしく髪の毛が伸びていた。もう毎度毎度「美容院に行きたくない理由」を語るのも何なので割愛するが、とにかく「髪を切る」ってことに、私は時間もお金もかけたくない派なのである。しかし、髪の毛は伸びる。放っておいても勝手に伸びる。基本的に「伸びたら結んで、外出するときは巻けばいい」と思っているのだけれど、ヘソあたりまで伸びてくると、もう乾かすのにも時間がかかるし、もともとそう器用でもないので巧く巻けなくなってくる。ゆるフワとかってレベルじゃなく、ただの「ぐしゃぐしゃな髪」状態だ。
 で、常々、思っていたわけですよ。もう自分で切ったらいいんじゃないかと! もちろん、私にそんな技術はないが、どうにかなるんじゃなかろうか、と。
 やめとけー。天使の声が聞こえた。
 やってみなきゃわかんないよー。悪魔が囁いた。
 そこに床に積まれていた一冊の本が微笑みかけた。
 さぁみなさん、ググって下さい。『気になる部分』(岸本佐知子著 白水社刊)! このカバーイラストの女の子がですね、「こうやってみなよ!」と私の背を押したんですよ!
 三つ編みしてバッサリ切れば、毛も散らからない! 裸になって風呂で格闘する必要もない! 右と左もそんなに不均等にならない(気がする)!
 そんなわけで、躊躇い2分、実行3分。切った―! 鋏でジョキンジョキンと切ったったー!
 ……全然問題ないです。若干不揃いな気もするけど、それこそちょっと巻けば無問題。短くなってすごく楽。まさに「気になる部分」解消! 当分、これでいかせて貰います。
 追伸:この後会った誰からも、12月14日現在「その髪どうしたの?」的突っ込みは入っていません。客観的に見ても特に問題はない様子。他人の髪型なんて、誰もそんなに真剣に見てないってことかもしれんが。


11月某日
悪魔企画、東海道五十三次踏破。本日は品川宿内から出発!
初回はこのクロックスで歩いたんだけど、「なめてる」「ふざけてる」と非難轟轟だったので、今回はランニングシューズで行った。
鈴ヶ森処刑場跡。特にコメントすることはないw
3時間ぐらい歩いて、わーい! 橋だ! 神奈川だ! と喜びながら渡ったのに、後にこの頃から道が間違っていたことが判明。先行不安すぎる!
 昨日は東海道五十三次踏破企画の第二回だったので、今日も今日とて全身痛い。
 前回は、まぁ言ってもたかだか9キロだったので、途中あれこれ寄り道しながらでも3時間弱で終了したわけですよ。午前中に集合して、お昼食べて解散!みたいな。しかし昨日は長かったーー!午前7時半に北品川に集合して、JR横浜駅に到着したのは午後4時半。途中、昼食と2回の休憩と、道に迷ってタクシーで戻ったりもしたけど、まぁ半日歩いたわけで、疲労感も倍増。足の親指の爪が内出血したですよ!
 10キロ以上の距離を歩くのは、もう未知の領域だったんだけど、あれだね。辛い辛いと言いながらもそれなりに元気に歩けるのはせいぜい15キロぐらいまでですね。後半はもう、半目で膝も上がらない状態だった。
 あとねぇ、何が辛いって暇すぎて! それなりに名所旧跡があるポイントはまだ気も紛れるんだけど、特に見どころもない場所を歩くのは、ただの苦行でしかない! この企画はライターの杉江松恋氏+編集者2人が同行してくれているんだけど、2回目にしてもう話すことも特になくなって、「なんか面白い話してよー」と押し付け合い気味の殺伐とした空気が流れる始末。あまりにも退屈で、あやうく「好きな色はなんですか?」とか、どうでもいい極みみたいな質問さえしそうになった。ライターと編集者の旅で、その質問はないだろう! とどうにか思いとどまったけど、さりとて杉江さんに「奥さんとのなれ初めは?」とか聞くのも憚られ、負け犬女子編集者ふたりの恋バナにも期待できず、会話の糸口が見つからず、体と同時に心も疲れ果てまくり。
 そんなわけで、次回から、ゲストを召喚しようではないかと相談中。今後の予定は決定次第Twitterで報告していくので「いっちょ私が元気の出る爆笑ネタでもかましてやるわ!」という方は、ぜひ参加して下さい。いや、あの、爆笑ネタとかじゃなくていいから、誰か一緒に歩いて……!


12月某日
冬のビジーモード食といえば!のロールキャベツ。一度に10個は作り、3日は食べる!
もうひとつの定番中の定番、おでーん!これも3日食べる。でも飽きる。ロールキャベツは飽きないんだけどなー。
寒くなってきたので、洗濯カゴの中で抱き合って寝る猫ズ。うちには猫ベッドもハウスも沢山あるんだけど、ほんとなんで!?
 師走だというのに、年末進行の佳境だというのに、体調絶不調10日目。3日に発熱し、咳が止まらず高熱下がらず医者に行ったら「これはマイコプラズマかもね〜」と何故かタメ口で笑われました。私は全然笑えませんが? っつか、めったに外出しないのに、いつ、どこで、もらってきたんだマイコ! いやただの風邪かもしれないけど、それにしたって!
 1週間ほど「胸に爺さんが住んでる」状態で、1週間経って「胸に鳩飼ってるレベル」に回復したため10日は外仕事に出かけたんだけど、そこでまた爺さんが帰ってきてしまった。
 正直シンドイ。しかし、せめて今年最後の更新日ぐらい、どうにかしなくちゃ!と思いこの日記を書いているのでございます。いやもう日記ですらないが。
 あまりにも飛び飛びで<最近の読書>もままならないので、とりあえず今年の個人的ベスト本をざざっとピックアップしてみました。ミステリー関係は発売中の「このミス」を読んで下さい、ってことで、国内エンタメのベスト10冊を順位つけずに行きましょう!

『ピエタ』(大島真寿美著 ポプラ社)
『これからの誕生日』(穂高明著 双葉社)
『砂上のファンファーレ』(早見和真著 幻冬舎)
 この3冊はダ・ヴィンチの『本読みのプロが選ぶ今年の3冊』でも取り上げました。ハズレないっす!ヤバいっす!大雑把に括ると人と人との「絆」系。「今年の漢字」か!

『3・15卒業闘争』(平山瑞穂著 角川書店)
『Junk』(三羽省吾著 双葉社)
『ハコブネ』(村田沙耶香著 集英社)
『音のない花火』(砂田麻美著 ポプラ社)
「伸び盛り見守り隊」心にヒットした4冊です。特に『3・15卒業闘争』は、「この話がそこに着地するのかー!」と身悶えました。黒い話であるにもかかわらず、私の胸のなかの少女(Not爺さん)がキュンキュン鳴いてます(謎)。『音のない花火』は、結構話題になったドキュメンタリー映画「エンディング ノート」の監督自ら描いたアナザーストーリー。映画の仕事が本業なんだろうけど、この人、作家資質あると思う!

『笑い三年、泣き三月。』(木内昇著 文藝春秋)
『キャベツ炒めに捧ぐ』(井上荒野著 角川春樹事務所)
『舟を編む』(三浦しをん著 光文社)
 直木賞作家三人の巧さが光る三冊。ある意味あっさり書いていたりもするので、昔からの読者のなかにはそこがモノたりねぇ! と感じる人もいるかと思うのですが、いやいや、そのさじ加減が絶妙なのですよ。「すげぇぇ!」的な絶叫絶賛系ではなくニコニコ系です(え?)。
 年末年始読書の参考にして頂ければ幸いでございます。