だらしな脱出できるかな日記
1月2日(月)



繊細さの欠片もないけど、今年はいろいろ作ったり詰めたりしてみました、お正月料理。お雑煮な鶏肉と蒲鉾と三つ葉程度の鰹出汁。甘いみそ味とか食べてみたいなー。


人も料理も沢山なのに、特に良いこともなく、寂しげなダラ後姿。美味しい食べ物は犬にあげられない物が多いのよ!

 新年、明けましておめでとうございます。
 と書いてみるも、果たしてこの日記を無事15日に公開できるのか心配です。また3月ぐらいまで更新できなくて「もう春だよ!」とか言われたらどうしよう(そして不安的中!すみません、すみません……!)
 それはさておき、今年は31日から弟一家と両親が来ていて、我が家だらマンはいつにない人口密度なのだが、加えて本日は従姉のIちゃんとその母親である父方の伯母、そして娘のSちゃんがやって来た。人間だけでも10人(って変な数え方だな。他に“人”っているのか。いるかもしれないが、それは考えたくない)! どえらい人数である。
しかし、それなりに普段から連絡をとりあっている間柄なので、特に積もる話があるわけでもなく、しばらく談笑したらあっという間に暇を持て余した。そんなわけで、これは家主として何かイベント的なことでも開催しなければ、と思い開催したのでした「大トランプ大会」を!
 しかしこれが、なんというか、実にアレな感じになってしまったのである。
 いやね、私が子供だった頃は、お正月に親戚が集まると従兄妹たちとよくトランプ大会をやったわけですよ。貰ったばかりのお年玉を握りしめ、巻きあげ、巻きあげられ(ゴニョゴニョ)、手に汗握る真剣勝負で、本気で泣き、本気で笑い、そりゃもう楽しかった記憶があって。でも最近では親戚一同が集まるのなんて誰かの葬式ぐらいだし、大人が真剣勝負となると、ちょっといろいろ問題もある(たぶん)。そんなわけでめっきり機会も無くなっていたんだけど、久しぶりの賑やかなお正月、あの興奮を姪のR(小2)、や甥のS(中1)や、Sちゃん(中3)にも体感させてあげようじゃないか!とオバちゃん(私。43歳)は思ったのです!
 もちろん、かつてを知っているIちゃんも弟も即参加です。プラス、暇を持て余し気味だった弟の嫁Yちゃんと私で大人4人、子供3人。しかし、この人数で下は小2となると、可能なゲームは「ババ抜き」ぐらいしかないわけで。早速、始めてみたのだけれど、ババ抜きってやつは、まぁほぼ「運」なわけですよ! そりゃ多少はカードの持ち方とかにも工夫の余地はあるにしろ、ほとんど運。ただの運。でも、それだけに、大人が気を使って子供に「勝ちを譲る」ことも難しいゲームなのです。
 で、何の因果か、やれどもやれども、子供たちばかりが負ける(笑)。流れを変えようと逆回りにしてみたり、配る人を変えたり、ババじゃなくてジジ抜きにしてみたり、あれこれ工夫しても、負け続ける子供たち。最初は「また負けたー!」と笑っていたものの、だんだん空気は重くなってきて、「いやほら、Sちゃんは今年受験だから、ここで運使っちゃダメなんだよ!」「そうそう、むしろ負けておいたほうがいいって!」などと言ってみるも、
「受験なのに運悪いって……」と、負け続けたSちゃんはついに涙目に。しょうがないので近所の神社に初詣に行って買ってきたお守りをSちゃんに渡し、「これで大丈夫! これで勝てる!」と渡すも、次の勝負もSちゃんが負け。……神よ! 
 結局、子供たちがそれなりに勝つまで、ものすごーい気を使いながら、延々勝負は続いたのでした。
 教訓。ババ抜きはガチ。ガチすぎて正月の遊びには向いてない。
 新年早々、とても大事なことを学びました。
<最近の読書>
 正月休みの間は、旧作をヨミヨミ中〜。


1月5日(木)

初詣に行った近所の神社。正月だけどひと気なし! 願いが叶いやすいのでは、と前向きに考えてみた。


大量に購入し、大量に余ったいくらと明太子でスパゲティ。正月のあとって、こうなるよね、なるよね?


そして定番、いくらどーん! あるよね、あるよね?

 新年早々、歯医者に行く。
 歯医者。それは、昨年末、この日記を更新した後の23日から再び始まった闘いの場所。
 一昨年(Vol223の回)、痛みに泣き喚き「もう二度とこんなに酷くなるまで虫歯を放置しない!」と誓ったのに、のど元過ぎればなんとやらで、治療途中でまた放置し、遠ざかってしまった歯医者。その放置していた場所が22日の飲み会でいよいよ腫れまくり、その他にも抜歯に至る歯もあったりで、とにかく昨年末は「歯が痛い」だけで過ぎて行ったのでした。
 現状、私は親しらずは全部抜いていて、その上左下奥歯が2本なく、右下奥歯2本が治療中という「どこで噛めばいいのさ」状態なのだけれど、この右下2本の治療がなかなか終わらない。先生曰く「神経を抜いた痕が化膿していて、消毒を繰り返し、炎症が治まりきちんと綺麗にしてからでないと、しかるべき処置ができない」ということなのだが、そのチマチマした治療がねぇ、もうねぇ、やたらと時間ばかりかかって面倒なのですよ!
 しかもこれから先、まだ他に4本、治療予定。プラス左下奥歯をどうするのか。差し歯にするのか、インプラント的なものにするのか、方法も値段もピンからキリまであるものを考えなければならぬという事実。……面倒臭い。でも歯は怖い。
 そして本日、治療した後、また歯の根が腫れてきたという事実……。もう本当にヤダ!
<最近の読書>
 まだまだ旧作ヨミヨミ中。


1月8日(日)

これがその、25センチサイズのウォーキングシューズ。インソールと合わせてお値段¥16000ぐらいだった記憶。


他にもいろいろ買いました。こちらスポーツ用靴下(¥2310)と膝サポーター(¥3360)。いちいち高い!


靴ずれし難いと聞いた5本指靴下も。¥1575&¥1680。でもフィット感がいまいちで、今はあまり履いていないという事実……!

 東海道歩き第3回
 12月に予定されていたのが、私のマイコ疑惑で延期され、そのまま忘れてくれよとの願ったものの、そうは問屋がおろさず本日は神奈川→藤沢まで歩いてきたのでした。
 その行程、実に約22キロ!
 初回が約9キロ、2回目が約16キロ、で3回目にして20キロ超! しかも集合が朝7時に京急神奈川駅だったので、家を出たのは5時ですよ、5時。どんな修業なのこれ!
 しかし今日は日曜だったので、前回のようなラッシュ地獄はなく、そういう意味では楽だった。寒さも思っていたほどではなく、神奈川→松原商店街→保土ヶ谷→権田坂→戸塚(昼食)→遊行寺参拝→藤沢と、わりとスムーズに歩いてしまった。
 今までと比べて、距離は長いし、アップダウンも多かったのに、消耗度はそれほどでもなく、どうしてだろう、と考えてみた結果、3つの理由が思い当たる。 
 その1。靴を買い替えた。前々回「サンダルで歩くなんてもってのほか!」と罵倒され、
 前回、持っていたウォーキングシューズで北品川→神奈川まで歩いた結果、にもかかわらず右足の親指に血豆ができ、これはやはり、ちゃんとした靴屋でちゃんとした靴を買わねばならぬのではないか、と思ったのでした。で、まだマイコに侵される前、越谷のSCへ行き、両足の長さを計測してもらったところ、右が23、3センチ、左が23、6センチであることが判明。通常、私は24センチの靴を履いていて、前回の靴もそのサイズだったのだけれど、店員のお兄さんに「長い距離を歩くのであれば、25センチが最適です」と言われ、勧められるままに25センチのウォーキングシューズを購入したのです。曰く、マラソンや長距離を歩くときは、どうしても足がむくんで大きくなるので、通常サイズより1センチ大きいぐらいでちょうど良いのだとか。「大きめの方が」とは思っていたけど、24センチでも実寸より0.5は大きいわけで、25センチなんて逆に靴擦れするのでは? と思っていたのだけれど、これが大正解だったようで。「最初は厚めの靴下をはいて、むくんできたな、と思ったら薄めのものにかえて下さい」と言われたままにしてみたら、全然足が痛くならなかったという奇跡! 何事も、経験豊富なプロの意見は聞くものですな。
 その2。痛み止めマジック。先述したように、この日私はまだまだ歯痛の真っ只中で、1日3度の抗生物質と、痛み止めを服用していた。以前、この企画を始めたときに、自転車で日本一周をしたという某作家さんに「荒業だけど、鎮痛剤をガリガリ齧ると、体の痛みが忘れられます!」とアドバイスをもらっていたのだけれど、図らずも結果的にそうなったのではないか、と。
 その3。体重減少の効果。師走にマイコ+歯痛というWショックを受けた結果、初回に比べて私の体重は2kgちょっと減っていた。たかが2kg、されど2kgってことで、体重が減って、足の負担が少し軽くなったのも理由の一つかもしれない。と、言うのも。
 本日はゲストで書評系コラムニストの香山二三郎さんが初参戦してくれたのだけれど、これまで10キロ以上歩いたことがない、という香山さんが、意外と元気に完歩されたのに、言いだしっぺで3度目の東海道歩きである杉江松恋さんは、今まで見たことないぐらいヘトヘトのヘロヘロだったんですよ! 香山さんの推定体重65kg。杉江さんはたぶん100kg超。日ごろ、運動と縁のない生活なのは同じで、香山さんの方がひと回りも年上なのに、全然元気! ……これはもう、いかに長距離を歩くのに、体重というものの影響が大きいか、目に見えて分かる結果だったと言えましょう。
 そんなわけで、まだまだ続く東海道歩きのため、私ももう少し体重を減らす努力をしてみようかと。目指せ「東海道53キロ」! 東海道を歩いているうちに、53キロまでダイエットできちゃいました、的な展開になると、本のウリも増える、かもしれない。でも53キロって、20年以上昔の体重なんですけど……。無理だな!


1月12日(木)

そんなダラ様は最近「笑う」ことを覚えました。嘘です。逆です。どうも心が狭くなってきたらしく、猫を威嚇してテーブルから追い払おうとしているときの顔。コワイ……!


しかし仲良くひなたぼっこしていたりもする。わからん。獣の心はわからん!

 今日も今日とて、歯医者に行く。
 まだまだ地味に右下二本の治療が続いていて、一向に進展はなくてつまらない。
 書かなくちゃいけない原稿もあるので、家で地道に働いていたところ、夕方になってダラがひんひん鳴き始めた。最近、東海道の体力づくりに一応毎日散歩しているので、「今日はまだ行かないですか?」と誘いに来たわけだ。
 賛否両論あるのは解っているけど、私はダラを飼い始めたときから「絶対、毎日散歩に行くのは無理」だと思っていて、実際、自分の行けるときにしか散歩に行かずに過ごしてきた。そりゃまぁ、行けるなら毎日行った方が良いのだろうけど、柴犬は特にテリトリー意識が強いので、家でなかなか排泄したがらないむきがあり、散歩のときにするクセをつけてしまうと、例えば病気になったときや、天気が悪くて散歩に行けないときなどに我慢し続けてしまうから、散歩に行かず家で排泄するクセをつけるのも、それはそれでアリだと聞いていたのもあって。でもねぇ、毎日散歩に行きはじめると、犬は学習するね! 待ち望むね! その辺が猫と違うところで、妙に頭がいいので困る。
 そんなわけで、行かないわけにもいかず、くそ寒いなか夕方の散歩にGO。でも、自分でも驚くことに、もう近所の散歩ぐらいでは、全然「疲れる」ことはなくなってきた。人間ってホント、ちょっとしたことで体力ってつくものなのね……。
 何しろ今までが1日平均300歩前後だったので、少し歩くだけでも全然違う。だからといって、積極的に運動したいとはまだ思わないけど、歩くことが「億劫ではなくなった」だけでも、凄い進歩かな、と。あまりにも小さな進歩で申し訳ないけど!


1月18日(水)

最近の料理。炬燵の上に置いたカセットコンロで作った横着ドライカレー。御飯とカレーの間に、こっそりチーズイン。いやこっそりって誰に?


意味もなく姿勢の良い猫ズ妹。そして後ろにコッソリ同じ姿勢の猫ズ兄。

 本日は「GINGER L。」の対談で幻冬舎へ。
 膝丈のパンツにブーツを履いて行ったら、それだけで担当ガースに「どうしたの? 女の子らしい!」と言われる。ってオレ、普段どんだけー! ……すみません、いい歳して久しぶりに一人称がオレ化してしまいました。いや実際、東海道歩きのときはスニーカーだし、普段は冬用のクロックスだし、ブーツ履いたのも数か月ぶりだったわけですが。
 しかし思うに。40歳も過ぎると「普通の服装」が、実に難しい。特に私のように勤めているわけでもなく、出不精で、日ごろほとんど同世代の人と交流がない生活をしていると、もうまったくもって「普通」が分からない。頭の中で考えている「普通」が、ともすればどんどん時代遅れになっていくような。
 いやでも、時代遅れぐらいなら、むしろまだマシ。「あぁ、頭の中があの頃から止まっちゃってるのね」と思われたとて、事実そうなのでもうしょうがない。でも、恐ろしいのは、それが他人から見て「イタイ人」になっている可能性である。
 今、私がコッソリ悩んでいるのは、果たして43歳という年齢は膝上のスカートが許されるのか否か、という問題である。めったに履かないけど、あるにはある膝上丈スカート。
 膝下ぐらいのロングブーツを履いた場合、バランス的に膝上のスカートを着用してしまいがちなのだけれど、ふと気付けば自分と同年代以上の人が、膝上スカートを履いている場面を、もうほとんど見なくなったような……。だけど、ロングブーツはみんな持ってるような。そのブーツ、どうしてんの? と思う。あれか、スリムなパンツとか履いて、その上にブーツを重ねるのか。いやでも、それは脹脛幅が太い自分には絶対無理。そもそもパンツの上から履ける余裕のあるブーツなど持ってない! 冷静に考えるとそんな太い足して膝上スカートを履くこと自体、間違っているのかもしれない。
 分からない。本当に分からない。なんかこう、特別な日の「お洒落」でも、近所のスーパー仕様な「普段着」でもない、電車に乗ってちょっと出かけるぐらいの「普通服」の基準、誰か教えて下さい。


3月2日(金)

久しぶりの更新なのに、カメラが見つからない!最近の画像がない!なので以下、2月の写真でございます。


鰻欲に憑りつかれ、出かけた池袋うな銭の串もの


と、ひつまぶし。美味しいんだけど、個人的には蒸してない関西風の鰻の方がもっと好き。東京でどこかないかなー。

 どうしてこの日記を更新できないのかと反省した結果、「書きそびれた日を後日埋めようとするからだ」と気付いた。ので、ひとまず1月下旬〜2月はすっとばし、今日から改めることに致しました。抜けた分はいずれまた、追々更新できれば……できるかな?
 で、本日は大薮春彦賞のパーティへ。式の前に今回の受賞者である沼田まほかるさんのインタビューも請け負ったので、雨のなか5時前に会場の東京会館着。
 デビュー作から読み続けてきた作家さんではあるものの、お会いするのは初めてだったので緊張MAX状態だったけれど、取材は和やかに終了し、あとは呑気に料理を食べ、二次会(という名目のただの飲み会)で浴びるようにビールを呑み、深夜帰宅。
 東海道で慣れたのか、以前だったら歩きながら文句タラタラな距離だった丸の内→有楽町(普通に考えれば結構近い。1kmぐらい?)の移動も楽々歩けた自分に驚いた。歩くのが楽しく……はなってないけど、そう苦痛でもなくなってきているような。人って慣れるんだなぁ。
<最近の読書>
『荻窪シェアハウス小助川』(小路幸也著 新潮社¥1600)……中学時代に父を亡くし、働く母に成り代わり、家事一切と双子の弟妹の世話を続けてきた19歳の佳人。高校を卒業した後も就職はせず、アルバイトの傍ら主夫的生活をそれなりに楽しんでいた。が、ある日、母から自立を促され、個人医院を改装したシェアハウス小助川の住人第一号に。年齢も性別も異なる人々がひとつ屋根の下暮らす「荘もの」は最近流行りではあるけれど、シェアハウス小助川の特徴は、医者で大家の「タカ先生」が離れに暮らし、入居者たちの肉体的精神的相談役として存在すること。甘すぎず、辛すぎない人と人との関わりが◎。

『約束の森』(沢木冬吾著 角川書店¥1900)……わけあって警視庁を退職し、ひっそりと暮らしていた元公安刑事・奥野のもとに、ある日かつての上司を介し密令が下された。東京から600km北の寂れた町にあるモーテルの従業員として働き、若い男女の父親として一緒に暮らして欲しい。命を受けた奥野を待ち受けていた巨大組織の陰謀とは? というストーリー展開もさることながら、警察犬になりそこね、モーテルに置き去りにされていたドーベルマン・マクナイトとの関係がもうもう! 犬バカの心震わせまくり! 犬ってほんとに、なんでこんなにまっすぐなの!



3月5日(月)

こちら最近良く行く居酒屋さんのハムチーズかつ¥300というステキ価格!


と1本¥100の串焼き各種。¥100って、スーパーの前の屋台より安い!


そしてハツ刺も¥300〜! 近所に誘致したい!

 つーけまつーけま、つけまつける♪ どんなに歌われても、まったくもって「つけまつける」技術が習得できません。何度か挑戦したことはあるものの、全然納得できません。
 難しいよ! っていうか「つけまつける」にはさ、結果フルメイクじゃないとなんか顔のバランスが変なのよ! でもフルメイクする機会なんてほとんどないし、する意欲もないのです。
 しかし、本日、行ってみヨーカドーで、どう上に見ても中学生にしか見えぬ地味系女子たちが、化粧品売場でつけまを前に品定めをしているのを発見。もう自分には理解し得ないところまで、どうやらつけまは来てるらしい。自分の中学時代に例えると「爪磨き道具」くらいな、マニキュアでさえない、その前段階な感じ。43歳としてはもう、無駄な努力はせずに、金で解決できる「まつエク(まつ毛のエクステ)」に頼ろうと思います。
 しかしそれにしても「きゃりーぱみゅぱみゅ」は言いにくい。言いにくいと気付いてかれこれ半年、思い出すたびに「今日のゲストはきゃりーぱみゅぱみゅさんです!」などとひとりDJモードで言葉に出して練習しているのだが、これまたまったく上達しない。自分がこんなに口が回らないとは!と軽く落ち込むぐらい言えない。アナウンサーの練習課題になっても不思議じゃない。難度高すぎでしょう「ぱみゅぱみゅさん」。ぜひ、試しに3回唱えてみて欲しい。その練習が何の役に立つのかは考えてはいけません。
<最近の読書>
『猫弁』(大山淳子著 講談社¥1400)……第3回TBS・講談社ドラマ原作大賞受賞作。飼い主と家主のトラブル、動物病院のトラブル、ありとあらゆる訴訟の果てに放り出された猫を引き取り、気付けば11匹にもなった法律事務所の主・百瀬太郎は39歳婚活中の天才弁護士が主人公のミステリー。3月15日には文庫が出て、4月23日にはドラマが放送されるという早展開。スゴイ。

『サザエ計画』(園山創介著 産業編集センター¥1400)……そしてこちらは、第13回ボイルドエッグズ新人賞受賞作。ある日突然、古き良き時代の家庭環境を研究するため、と、期間限定で見知らぬ人々と暮らすことを強いられた高校一年生の由有菜。サザエ計画と名付けられたその研究の真の意味とは? まずキャッチーなタイトルも素晴らしいけど、後に明かされる計画の真相もなかなか読ませる。「総務省家庭環境分析センター主任研究員」の長谷川家康がいいキャラ!



3月7日(水)

これは正月に弟が買ってきてくれたイチゴ。


基本、容赦なく潰して牛乳かける!……じゃぁ最初からイチゴ牛乳でいいじゃん!と思わなくもないけどやっぱり別ものなのだ!

 イチゴが好きだ。
 この時期、スーパーに買い物に行くと、いつもイチゴの前で足を止めてしまう。しかし、本日売られていたイチゴの最安値は、1パック580円。いや、今日に限らず最近は、ずーっと580円で、これがどうにも手が出せない。私のなかで特別「ご褒美」的なことがあったわけでもない普通の日に「よし、買おう!」と思えるイチゴ価格は1パック380円が最高値。できれば280円ぐらいだと嬉しい。
 しかし580円。子供がいるでもなく、夫がいるでもなく、ひとりで食べるイチゴに580円は贅沢でしょう! 主食じゃないし、副食でもない、単なるデザートで、別に食べなくても生きていけるし。っていうか、私は少し前から何やら突然「このまま貯金がほとんどない状態で生きていけるのか」問題にとらわれていて、一昨日「まつエク」宣言をしておきながら、実際には今年に入ってから一度もまつエクってもない(どんな言葉だ!)のです。つまり、節約をしなければいけない、という思いがあり、その節約生活では、どう考えても580円のイチゴは買えないという答えが導き出されるのであります。
 仕方がないので、このところ1本78円のイチゴ牛乳を購入し飲んでいるのだけれど、よくよく考えてみると、それも大人生活としては無駄な気がしないでもない。
 とりあえず、考えなしに購入していたペット飲料(お茶とか紅茶とか炭酸飲料とか)をやめて、「自炊が面倒だからって理由で外食しない」、「食材を冷蔵庫で腐らせない」をモットーに2週間が経過したものの、もう軽くストレスがたまりつつあるという事実。毎日毎日、自分で作ったものをひとりで食べるって、つまらないのよねぇ。だって食べる前から味の想像がつくんだもん! 予想を超えてこないんだもん!
 ……という愚痴を、大藪賞で会ったとき担当ガースにこぼしたら、「私は自炊に目覚めたのが最近だから、まだ何作っても楽しいし美味しい!」と言われ、40半ばまで自炊に目覚めずに生きて来られたその半生を羨んだ。
 心を荒ませるのではなく、楽しいと思える節約生活を模索して行きたい。ぜひに。
<最近の読書>
『その後とその前』(瀬戸内寂聴 さだまさし著 幻冬舎¥1300)……東日本大震災が起きる1年前と、その半年後に行われた対談をまとめた一冊。印象的だったのは寂聴さんがさださんに、私やあなたは想像力がないと仕事にならないでしょう、と言い、だから他人に比べて自分は相当想像力があると思っていたのに、だけどやっぱり想像力だけではわからないものがこの世にはある、と語っていたこと。そうなんだよなぁと。そのわからないことがある、と気付くことがまず大事だな、と。

『暗い夜、星を数えて 3・11被災鉄道からの脱出』(彩瀬まる著 新潮社¥1000)……2泊3日東北へのひとり旅。常磐線に乗車し新地駅であの地震に遭った著者。見知らぬ土地で経験した今まで経験したなかでいちばん大きな揺れ。電車はしばらく動かないだろうと判断した著者は、相馬に住んでいるという隣席の女性と電車から下車し歩き出す。その途中で目前まで迫ってきた津波。逃げ込んだ避難所。親切な女性の南相馬の家で余震に震え、不安で泣きながらどうにか一夜を過ごした翌日、防災放送で「福島第一原子力発電所で爆発事故が起こりました」との報せを聞いた──。被災から家に戻るまでの5日間、彼女は何を見て何を感じたのか。その後、二度にわたり福島を訪れた際の記録も併せて綴ったノンフィクション。「想像するしかない」ことを、読者に引き寄せる確かな筆力が凄い。



3月9日(金)

冬季限定で寄り添い眠る猫ズ。


と、炬燵から器用に鼻だけ出して寝るダラ。


散歩中、ダラがびびった犬。よく見たらオモチャだった。ちょっと欲しくなったけど、節約中なので思いとどまる。

 先日、今個人的にイチオシである17歳のアイドルちゃんが、ブログで「映画を字幕で見たことがない」と言っていて、若いってそういうことか! と驚いた。自分が初めて字幕映画を観たのがいつだったのか、全然覚えてないけど、自分のなかでは洋画=字幕がデフォルトだったので、そういう可能性もあるのか、と。
 そして本日、また別の子育て中である芸能人ブログを読んでいて、そういえば自分は「おむつ」をとりかえたことがないかもしれない、と気付いた。二歳半しか違わない弟のおむつをかえた経験もないし、親戚や近所の子のそれもないし、自分の子は産んだことがないし、現段階では介護用のおむつをかえたこともない。このままいくと、私のおむつとりかえ初経験はもしかして、要介護となった両親のそれになるのではないか。いやいやひょっとしてひょっとしたら、誰かのおむつをかえぬまま、自分がおむつ使用者になる方が先、という可能性だってある。いやー凄いことだな、しかし!
 最近、同年代の負け犬友達と呑むと「歳をとると“初めて”のことって段々減っていくよねぇ。もうこの先、そんな経験ほとんどないかも!」などとよく言っていたのだけれど、いやいやまだまだ「初めて」はありますな。
 というわけで、明日はもう5回目の東海道歩き。初めての1泊2日で目標40kmを歩いてきます。2日で40km歩くとか、これまた半年前には思ってもみなかったわけで、初めての経験、前向きに頑張ってみたいと思います(ほんとか!)。
<最近の読書>

『相田家のグッドバイ』(森博嗣著 幻冬舎¥1500)……いやいや森博嗣の家族小説ですよ! もちろん「小説」ではあるけれど、ファンモードで読めば納得すること然りなわけで、実に興味深く面白かったでございます。本を読むことは他者の視点から物事を見るきっかけになる、と常々思っているのだけれど、森さんのエッセイや日記関係は、当時私にとって「そういう考え方もあるのか!」の連続だったので、本書はその背景を読んだような気分。満足。

『インサート・コイン(ズ)』(詠坂雄二著 光文社¥1600)……良かった! ライターが主人公のジャンルとしては青春&お仕事&ゲーム小説なんだけど、ただのゲーム好き少年だった主人公が今の仕事を目指したきっかけになる「先輩」とのエピソードが痛切なくてたまらんかった! その人のようになりたいと願い、その背中を必死で追いかけてきた人を、自分が越えていくときの、寂しさと覚悟。別にライターに限らず、こういう瞬間ってわりとあると思うんだけど、その叫びだしそうな思いに震えた。もちろん単純にゲーム小説としても楽しいと思います。これ読んだせいで、ドラクエやりたくてたまらなくなり、とりあえずYouTubeで画像&音楽検索をしまくった事実を報告します。