メモリークエスト2 読者からの依頼一覧

[お名前]知りたがり
[性別]女性
[欲しい記憶の時間]2007年10月
[国名]ガーナ
[都市名]テメ
[探して欲しい記憶の人名、物]世界のしわのその後(男女不明)

[探して欲しい記憶の詳細]
 ガーナの首都アクラから車で1時間半くらいのテメという港町に韓国人のお友達と韓国マーケットに買い物に行ったとき、そのお店のそばで、この辺に日系ガーナ人の子ども達の家があるといわれました。
 昔テメには日本の造船会社のようなものがあり、そこで働いていた日本の男性たちが子ども達も製造し、その会社がなくなった後、その子ども達はここでまとまって育ったそうです。
 その韓国人のお友達は、彼女の友達でテメの大学でスペイン語を教えている友達に聞いたそうです。詳しいことは何もわからず、その子ども達は置き去りにされたのかも、何かの理由で留まったのかも、認知はされたのか、国籍はどうなったのか、何人なのか、今いくつなのか、母親達はどうしたのかもなにもわかりません。
 もう小さい子どもではなくて育っているのかもしれません。そのスペイン語の先生に後日会う機会があったので、聞いてみましたが、彼女も詳しいことは知らず、ただあそこにそういう人たちがいるのよといっていました。そのうち大使館の人に聞いてみようと思いつつ、仕事が忙しくてそのままになりガーナを離れてしまいました。
 今でもガーナチョコを見ると、その人たちに何があったのか、楽しく暮らしているのかと時々思います。私の韓国人の同僚も退職してイギリスへ帰り、彼女のお友達は南米のどこかの人だったように思いますが彼女ももうすぐガーナを離れるような話だったと思います。でも、アクラには日本人とガーナ人とのご夫妻の子ども達や、在ガーナの日本人の子ども達に日本語などを教える補習校があり、そこの人たちに聞くと何かわかるかもしれません。
 長くガーナにいる日本人が経営している旅行会社もあって大使館や日本関係の人たちはそこをよく利用しているようなので、そこでも何かわかるかもしれません。また、テメにあった日本の会社の線で、大使館に何か情報があるかもしれません。
 今思い出しましたが、別の国での私の昔の同僚で、今は別機関でガーナで働いているにいる日本の人は、2年位前に私が高野さんの本は日本で一番面白いといったら、探検部の先輩と言っていました。彼はまだガーナにいると思います。


高野秀行より返信


 世界各地に「日本人が残していった子供たち」の話がありますね。

 戦争中に日本兵との間に生まれた子供、港町で日本の船乗りと仲良くなった女性が産んだ子供、企業の駐在員の愛人の子供などなど。

 不思議なことに話自体はよく聞くのに、私は当の「日本人との間に生まれた人」には会ったことがなく、そういう人に直接会ったという話すらめったに聞きません。

 何割かは事実でしょうけど、「伝説」であるほうが多いように思います。
 ガーナの日系児童(?)も、「知りたがり」さんが直接お会いになっているなら、探してみたいのですが…。

 探検部の後輩は、NGOや国連、商社や貿易関係の会社、新聞社などにけっこういて、世界中にいると思います。その人は私が直接知っている人間かもしれませんね。

探してほしい記憶があれば、ここをクリック!





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高野秀行からのメッセージ
『メモリークエスト』第一弾/全依頼26件
『メモリークエスト』第一弾が文庫になりました!
高野秀行プロフィール

一九六六年東京都生まれ。辺境作家。早稲田大学探検部在籍中に執筆した「幻獣ムベンベを追え」でデビュー。

アジア新聞屋台村』『ワセダ三畳青春記』『腰痛探検家』(以上、集英社文庫)、『怪獣記』『西南シルクロードは密林に消える』(ともに講談社文庫)『世にも奇妙なマラソン大会』(本の雑誌社)、『イスラム飲酒紀行』(扶桑社)など著書多数。

高野秀行プロフィール