メモリークエスト2 読者からの依頼一覧

[お名前]榎本ミキ
[性別]女性
[欲しい記憶の時間]2002年1月
[国名]タイ
[都市名]バンコク〜カンチャナブリ
[探して欲しい記憶の人名、物]おばあさん
[探してほしい記憶の人物の性別]女性

[探して欲しい記憶の詳細]
 当時中国北京で学生をしていました。冬休みに友人に会うためにオーストラリアに行き、タイ航空を利用。冬休みの残りの期間をタイとカンボジアで1人で過ごしました。
 タイにいるときに、カンチャナブリに行こうと思い立ち、その行き道か帰り道に電車に乗っていると、近くに座ったおばあさんにいろいろ話しかけられるものの、タイ語がわからず困っていると、近くの席の大学生が手助けをしてくれました。
 おばあさんは仏教寺院に簡単な修行をしに行く途中で、私をぜひにそこに連れて行きたいとのことでした。大学生も怪しいところではないと思うとのことで、なんか時間もあったので、その寺院に一緒に行き、3日くらい私も滞在してきました。白い服を着させてもらい、朝5時からお祈りや、1日2食の食事はベジタリアン料理。
 写真があります。駅名もわかります。駅から近い寺院だったように思います。なかなかこい体験をしたので、おばあさんがご健在か、そしてありがとうを伝えたいです。


高野秀行より返信


 なかなか興味深く拝読しました。タイ人の多くは敬虔な仏教徒で、徳を積むためにお寺にはしょっちゅう行きます。とくにおばあさんは信仰に熱心ですよね。
 でも、榎本さんのケースはちょっと珍しい。ふつう電車に乗っているだけで、お寺に行こうと誘われることはありません。タイ人はあまり他人を巻き込むことはしないですしね。
 それから、食事がベジタリアン料理だったということ。タイの仏教は、肉食を禁忌としません。お坊さんでもふつうに肉を食べます。自分が食べるために殺生をしてはいけないが、たまたま肉がまわってきたら食べてもいいとお釈迦さまが言っているからです。
 無論、肉類は食べずにこしたことはないのですが、それをあえてやっているというのは、かなり戒律が厳しく、特別なお寺でしょうね。
 総合的に推測するに、そのお寺は独立系か新興宗教系ではないでしょうか。
 まあ、私の推測はよく間違っていますから当てにはならないんですけど、それだけでも確かめてみたいものです。

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高野秀行からのメッセージ
『メモリークエスト』第一弾/全依頼26件
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高野秀行プロフィール

一九六六年東京都生まれ。辺境作家。早稲田大学探検部在籍中に執筆した「幻獣ムベンベを追え」でデビュー。

アジア新聞屋台村』『ワセダ三畳青春記』『腰痛探検家』(以上、集英社文庫)、『怪獣記』『西南シルクロードは密林に消える』(ともに講談社文庫)『世にも奇妙なマラソン大会』(本の雑誌社)、『イスラム飲酒紀行』(扶桑社)など著書多数。

高野秀行プロフィール