メモリークエスト2 読者からの依頼一覧

[お名前]友広剛
[性別]男性
[欲しい記憶の時間]2012年11月
[国名]日本
[都市名]広島
[探して欲しい記憶の人名、物]銀九瀑

[探して欲しい記憶の詳細]
 仏通寺に紅葉を見に行った時のことです。  本殿に入る前に何人かの人が立ち止まっていたので、近寄ってみると小さな滝がありました。その場にいる人たちが皆写真を撮っているので、きっと由緒あるものだと思いました。するとなんとなくその上がどうなっているのか気になったので、上に登り水の音のする方に近寄ってみると、塩ビ管から水が出てました。  ちょっとびっくりしましたが、これはどうしてこんなことになっているでしょうか? 水が枯れてしまったのか? 観光名所を作りたかったのか? お寺の住職がそこにどうしても滝がほしかったから? 理由をお寺の住職に聞く勇気はないので、高野さんにお願いしたいです。  よろしくお願いいたします。


高野秀行より返信


 前にも書きましたが、この「メモリークエスト」を始めた動機の一つは、「自分の想像を超えたところにあるなにか」を求めたことです。
 その意味で、友広さんの依頼はまさに想像を超えていますね。日本の寺の滝について調べてくれなんて依頼が来るとは、夢にも思いませんでした。しかも「塩ビ管」って…。

 いや、人間の考えることというのは実に幅が広いと痛感しています。人の心こそ永遠の秘境かもしれません。その寺の住職の心もきっと秘境なのでしょう。
 そして、私は世界の地理的、民族的な秘境には無理にでも突っ込んでいきたいですが、人の心の秘境は怖いというか、入り込む勇気が出ません。
 幸いなことに、広島に親しい友人が住んでいるので、彼に頼んで、仏通寺に行き、調査してもらうことにしましょう。もしかすると、その友人も怖じ気を振るうかもしれませんが……。

探してほしい記憶があれば、ここをクリック!





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高野秀行からのメッセージ
『メモリークエスト』第一弾/全依頼26件
『メモリークエスト』第一弾が文庫になりました!
高野秀行プロフィール

一九六六年東京都生まれ。辺境作家。早稲田大学探検部在籍中に執筆した「幻獣ムベンベを追え」でデビュー。

アジア新聞屋台村』『ワセダ三畳青春記』『腰痛探検家』(以上、集英社文庫)、『怪獣記』『西南シルクロードは密林に消える』(ともに講談社文庫)『世にも奇妙なマラソン大会』(本の雑誌社)、『イスラム飲酒紀行』(扶桑社)など著書多数。

高野秀行プロフィール