からだが変わった


 ふくろうを飼う事をあきらめて4カ月が経った。
 あのかわいい鳥と一緒に住めないことがわかり、一時落胆したものの、いま私は元気がいい。
 なぜならこの4カ月で私のからだは劇的に変わったのだから。
 足の大骨折から3年が経ち、本気でリハビリすることに決めた私は、6月からタク先生に診てもらっている。
 タク先生こと寺門琢己氏といえば『骨盤教室』(小社)が現在、ベストセラー街道をばく進中、担当編集はいつもこのコーナーのカエルに色を付けてくれるいづりんである。忙しいのに毎度私の下手な絵の色付けを頼んで申し訳ないのだが、いづりんは色付けが上手だ。
 寺門先生の『かわいいからだ』は名著である。
 このコーナーに度々書かせていただいているが、私はしょっちゅうからだをこわしたり階段から落ちたりしており、この本で、からだについての主な不思議がだいたい解消された。
 たいへん感動して、私はいづりんに、寺門先生に足をみてもらいたいとお願いしたのだ。

 Z-MON治療院に行くと、まずTシャツと短パンに着替える。そして横になる。スタッフの方がホットパックというものをからだじゅうに貼付けてくれ、そのままじっとしていると汗がどっと出てくる。汗を充分出してから、先生が治療に入る。
 私がタク先生の所に通ってわかったことは、整体が一瞬の出来事だということだ。
 治療中の先生の立ち居振る舞いはじつに鮮やかである。自らの手、それと少しの鍼を使って行う。箱に入った美女に剣を刺していくマジックのような動きだ。
「手当て」というものが確かに効く、実感が初めてもてたのもタク先生に会ってからである。これはからだがわかったことなのでうまく説明できないのだが、かんたんにいうと、4カ月前ともっとも違うのは、からだが熱い、ということだ。自分はほぼ40年間、冷凍人間だったんじゃないかと思うほどだ。


つづく







色つけ係 いづりん