新雑誌「ゲーテ」メンバーはヴィジュアル系


  日曜の晩だというのに、わが幻冬舎のオフィスにはスタッフがぞろぞろ。夕方撮影が終わって会社に出ると、皆が揃っているので平日かと思った。
 ふだんからわが社は週末、深夜にかかわらず煌々と灯りがついて人がやたらおり、泥棒が入る間もないが、今夜はいつにも増して盛り上がっている。というのは、もうすぐ創刊する新雑誌「ゲーテ」の校了だからだ。
 ゲーテのスタッフはこの雑誌のために募集した新しいメンバーで構成されている。皆、明るくよく働き、今となっては身内なのでほめるのは恐縮だが、さすが雑誌の人はよく動くなあと感心することしきりである。
 私も月刊誌の出身だが、毎月雑誌を送り出すのはなんとも大変だった記憶があり、二度とあのサイクルにのみこまれたくないという思いがよぎる。
「よく働く」ということのほかに、新しい「ゲーテ」のメンバーに私が注目しているの彼らのヴィジュアルだ。
 幻冬舎のなかでも、私などオリジナル見城組の一派は保守的な格好をしていると思うのだが、「ゲーテ」の人たちはちょっと違う感じを醸している。
 副編の米澤さんなどはファッションショーで見るような服を普段用に着ているし、冬でもアロハだったり(額田)、室内でも帽子を被っていたり(二本柳、 竹中)。「ゲーテ」の人たちは時に原宿を歩く若者のようだ。
 そして、今夜ーー。
 私がもっとも注目したのは、この、創刊直前の、あまりに忙しい夜においても、森田さんが美しかったということだ。
 森田さんというのは女性で、いつもきれいにしている。
 いつ見ても同じ顔をしているというのが彼女の特徴で、いつ会っても感じがよく、感じ悪いことが一切ない。
 長い黒髪を弾ませ、(この千駄ヶ谷幻冬舎ビルに出社する女性のなかで、毎日髪を巻いてくるのは彼女のみと思われる)、いつでも細く高いヒールをカッ コよくはき、その上靴が汚れているのを見たことがない。
 そして、「太りすぎず痩せすぎず女らしい体型をキープ」という藤原紀香の「藤原主義」を彷彿とさせるスタイルの良さ。
 あの状態を日々キープするにはよほどの信念がないとできない、と私は踏んでいる。
「雑誌の校了」という地獄日にも輝いていた彼女をみて、幻冬舎の新しい風を感ぜずにはいられない。

「ゲーテ」は今月24日創刊です。どうぞよろしくお願いします。








色つけ係 いづりん