見城訓で発汗!


 ホットヨガをはじめて4カ月が過ぎた。
 最初の頃、急激にからだがよくなった気がし、ときめいた話は前に書いた。
 その後、安定期に入ったのか、何の変化もみられなくなった話も前に書いた。
 そして今。根性で続けている。続けてはいるものの、辛い。
 ヨガはひたすら自分と向き合うものである。
 今はレッスンに通っているので、先生が前にいて、一緒に習う人たちがそのつど15人ほどいるのだが、ヨガは人と競うものでなく、仲間とエンジョイするものでもなく、とにかく孤独なものだ。
 音楽(インド系)をかけながら運動するが、音楽でもスポーツでもなく、ジャンルでいうなら修行。
 頑張ったからといって誰にほめられるわけでなく、評価もされなければ、批判もされない。
「今日限りで会社を辞めます」と私が言ったら仕事をすすめている会社の仲間や相手の方々に迷惑をかけるが、「今日限りでヨガを辞めます」と私が言っても世界は何ひとつ変わらず、誰にも、何の影響も与えない。
 仕事を除き、楽器の練習の次にもっとも時間を費やし、ずいぶんたいへんな思いをしているというのに発表の場もなく、自己満足できるほど美しくなったかといえばそのような変化は見られない、地味な趣味だ。
 が、しかし。
 この先に何かが、あるような気がしてならない。
 何か、尊いものが待っている、この先遠くに。近くではない。遠いのがポイントだ。
 ウチの社長のよく言う話に「簡単な仕事をするな」というのがあり、これは私が、数々の見城訓のなかでは好きなひとつで、簡単に運ぶ物事は疑え。困難がなければ結果は出ない。らくにうまくいく、スムーズな仕事はだめだと。これはいろんなものに応用がきくぞ。目下、辛いときにはこれを自分に言いきかせる。そして今日も黙々と汗出しに励むのであった。