ハワイ島でお年始


 2007年がはじまった。
 21世紀になってずいぶん経ったなぁと心から思う。
 自分のまわりも変わった。
 つき合っていた男性のほとんどが結婚し、女友だちは子持ちになり、そして会社を移る人、辞める人、東京から離れる人……などなど。私だけがなぜか、何年も同じような毎日を依然ループ中だ。

 お正月はハワイ島に行った。ハワイ島は四国の半分ほどの大きな島で、レンタカーで一周したのには骨がおれた。広大な溶岩の大地、まっすぐな道を延々走り続け、富士山より高いマウナケアにも登った。シュノーケリングもしたがひどく船酔いし、それどころではなかった。総じていうと、去年のアメリカでのホームステイに続き今回もまた、休暇というより修行だった。クルマの運転地獄と極寒の山頂でみた満天の星。こうして私の2007年はスタートを切った。
 一週間ほどネイチャーな日々を過ごしていたら、物欲と食欲が減っていたことに帰国して気づく。そのうえアタマも少し悪くなったようだ。あまり細かいことが気にならなくなっている。
 ハワイ島に発つ前、冷蔵庫をからっぽにして電源を切ってでかけた。
 戻って一週間だが、まだ電源を入れていない。つまり冷蔵庫を使っていないということだ。私の冷蔵庫は大切な方からいただいたおしゃれで素敵なデザインなのだが、料理をしない私には大き過ぎ、以前から、もしかして私の生活には不要なのではと思っていたがやっぱり。
 私が洗濯機を持っていないことは前に書いた。
 洗濯機も冷蔵庫もいらなくなった。あと部屋にあるのはベッドとテレビと電子レンジ。
 もしかして何もなくて平気なのかも。料理をしたり、洗濯物を干したり、洗い物をしたり……そういう時間に女性は思索を深めるものではないかな。
 私はこんなことでいいのかなあと思いながら、今年も楽しい一年になることを願う。




色つけ係 いづりん