思い返せば、中学生まではかなりの下ネタ拒否派でした。

 その後、高校時代にサブカルチャーが大好きな友人と出会った影響から、許容するようになりました。パンチラの先駆け独走雑誌『投稿写真』を愛読する迷走期に入り、白虎社という舞踏集団の『金粉ショー』(局部だけ隠した全裸の全身に金粉を塗って踊るという、命がけの奇妙な芸術)を見て全裸は笑えるなぁと思ったり。かなり間違った方向からエロ入門していったわけです。 
 
 今でも正面から下ネタへのアプローチはできずじまい。キュートなキャラでもないので、唐突に「濡れちゃった〜♪」と場を和ませようとしても周囲もわけがわからなくなると思いますし、年齢的にもキツい。つまり、いい歳になった今も、自分から下ネタをうまく発信できる方ではないと自覚しております。

 でも、思いきって、下ネタの扉をノック。今回は「下ネタの許容範囲が広い女子」のモテを考えたいと思います。
 
 下ネタは、たいがい酒と夜がセットになっている場合が多いですよね。男女共にいろいろな許容範囲が広くなっている時間にどこまで許容するか? のさじ加減。さて、あなたは大さじ小さじ何杯使っていますか?

 例えば、酒席にての後半戦あたりから、「最近あっちの方はどうなんスか?」と、酒&夜のパブロフの犬反応で質問が来たとして。だんまりでは場が冷えますし、「え〜っ、全然ダメですよ。蜘蛛の巣張ってます……」「昨晩も使いました!」ここまで正直に答える必要もなく。そこでは、「○○さんこそどーなんですかぁ?」と男子のあっちの方を聞いてあげるのが正解と思われます。
 
 あるとき、なんのはずみか、かわいい女子が“勃起した男性器のマネ”という形態模写(?)をやってくれました。つるんとした肌質の細身のコが、一旦腰を折り曲げてピクっと硬直する全身芸なんですけど、みなまで説明しているわたしもモテないっちゅーか。いや、おもろかったんですけどね。このコは普段モテる方なのに、さすがにそれは……と引かれていました(苦笑)。あぁ、残念ながら恋愛対象外コーナーへ分別された瞬間。

 それから、ヘアヌードは解禁になってもヘア関係の下ネタはまだまだ非解禁、という実情もお伝えしておきましょう。
 ある女子が飲みの席で、「奥歯の間に違和感があって、ほうれん草がはさまっていると思って取ってみたら、ヘアだったんだよね〜!!」本人爆笑のつもりで自虐ネタを披露したところ、周囲ドン引き。男子全員の顔にマンガ並みの立て線が入ったとの報告があります。なんたる大損……。モテ女子よ、ヘアに触れることなかれ!
 そう、女子から発信するとしても、『下ネタは小さじ1と1/2くらいのさじ加減☆』で。
 
 下ネタ合戦で盛り上がりがちな女子の落とし穴にも、いい加減気付いてください。これ、決してアナタがモテているわけではないどころか、あなたのおかげで“隣に座っている引き気味の女子”のお株が上がってますよー!
 というかですね、下ネタを振る男子にも自覚が欲しいところです。
 先日、外見テディベア似の男子が、女子の見た目と内面とのギャップを、「スポーツ少女が実は黒いブラジャーだった、みたいな」 と、軽い下ネタで表現してくれました。「ナイスッ!」文句なしにうまくいい当てていたため、女子群からも賞賛。
 一方、目が血走っている男子の下ネタはお断り。やさしさから粘着質の下ネタを許容し、そいつをいい気分にさせたとして何になるでしょう? はい、そこはやさしさ禁止。モテる男子にモテてほしい!! わたしの願いです。

 話戻りましてー。肝心の、あのコいいよね! な見本は、「もう、アホなこと言ってッ」と、下ネタをいたずらな笑顔でたしなめる女子です。この構図が男子にとって一番心地よいようで。「オレ、悪いけど女気絶させるよ」「オマーン国際女子高校」etc……。どれにも「もう、アホなこと言って」の返しでオッケーです。結局、男子はたしなめられ目的で下ネタ発信しているということでしょう。「要するに、ライトにホステス要求かよ、こんニャロ」と思いつつも、モテるにはたしなめ続ける努力が必要なのです。
『下ネタが大さじ山盛りである』