こんにちは、肺真っ黒の喫煙者・ばばかよです。
 お腹のなかが黒いかどうかはみなさまの判断にゆだねるとして、肺に関しては、喫煙者に警告する“真っ黒な肺”の写真と似たような黒だと思います。今あらためてタールで汚れた肺の資料写真を見たところ、毒とかげの体の模様みたいにグロテスク!
 このショックを取り直す一服でぷかり。
 キッチンの換気扇の下でたばこ1本を吸い、パソコンの前に戻ってきました。
 換気扇の下では右手にたばこ、左手は腰の立吸いがわたしの自宅喫煙スタイルで、鏡で確認するまでもなく、かっこいいとはいえないでしょう。喫茶中も、たばこをくわえた瞬間に、友人がふいをつく話題を切り出してきて、たばこをしゅっと前方に吹いて飛ばしてしまったりするミスあり。さすがに点火前のたばこでしたけれども。

 世の中が喫煙者全体に厳しくなっているという流れのなか、喫煙者側からにはなりますが、今回は「たばこを吸う女子」のモテを考えたいと思います。
 切り出してみたものの、たばこを吸う女子は一般的に男性受けがよろしくなくて。「彼女にはたばこを吸ってほしくない」と思っているひと多数のようです。こんな風に“○○してほしくない”とのっけから否定される○○って、他に借金、浮気、万引き、ダイエットのリバウンドくらいしかないですよ。
 かわいいシガレットケースを使っていたって、ほめてくれるのは女子のみ。例えばシガレットケースが手作り(手編み)ならば、家庭的な部分とあばずれが分裂してると捉えられてしまうでしょう。彼氏に隠れて吸っている女性は、喫煙後にファブリーズ&リステリンでごまかしごまかしやっているのだと思います。現在成人女性の喫煙率は約12.0%、日陰にいる12.0%の女性たちをモテプラスにすることなんて、できるでしょうか?

 ところで、喫煙に関する意外な情報として、オーケストラの奏者や、看護師さんに喫煙者が多いと聞いてます。うちの母は元・看護師ですが、思いきりチェーンスモーカーだし、オーケストラの奏者に関しては、肺活量が命の次に大事なのではと思われる管楽器担当者も、楽屋の喫煙所でぷかりとやっておられたり。ナースの慈愛や楽器奏者の感性の部分だけあがめられているけれど、事実は“withたばこ”なんですよ。「ナースやめますか、たばこやめますか?」脅迫するなといいたい。

 また、たばこ女子が弾圧されているのにくらべれば、たばこ男子は、まだまだいい思いをしているような気がします。「わたしはたばこを吸わないんですが、男の人のたばこを吸うしぐさが好き」という女性もいたりして、喫煙で魅力を増している場合さえある。
 モテるたばこ男性の代表的なものは、ざっくり“作家たばこ”“肉体労働者たばこ”のふたつ。「作家たばこ」には、難解書籍の本棚などを背に、神経質な表情で片手にたばこな、作家の渋いモノクロポートレートが印象に残っておるものです。
 もうひとつ「肉体労働者たばこ」は、漁師さんや棟梁の、無骨な男たちとたばこのセットが好印象。「パソコンとかはよくわからねぇーな」と不器用な時代遅れ部分と、完璧な仕事ぶりのアンバランスにまいってしまう。
 しかし、「女流作家たばこ」「肉体労働女子たばこ」で、女の魅力がプンプンするかというとそうはいかず、幸せと縁遠く苦労を重ねている肌荒れ感がマイナスとなってしまう。どうやら男とはまったく別のアプローチが必要なようだ。

 そこで、ひねりだしました! 江戸時代に実在した“たばこの煙でいろんな形を作るお座敷芸”アプローチはどうでしょう。煙を追えば肌のくすみからは目がそれますし。
 ぷかぷかと輪を作るのは素人でも簡単にできますが、“「雲のかけはし」といって、まず小さい煙の輪をいくつか吹き出して反り橋をつくり、その橋を一人の仙人が渡って空中に昇っていくさまを描いて見せるもの(「たばこと塩の博物館」HPより)”なんて、今でも見てみたいと思いませんか。「虚無僧」なんて微妙なお題までやれていたみたいなので、訓練すれば携帯の絵文字レベルは作れるようになれるでしょう。「ハローキティ」や「ドラえもん」なんて、かわいいかも。

 どうせ喫煙するのであれば『煙を操って芸の域へ☆』。彼のご両親の前で、お題「親孝行」などの煙芸を披露し、場が和やかになれば幸いです。
『男キャラで吸っている』