にしのあきひろエンヤコラ日記〜絵本作りはつらいよ〜

 2〜3日前から「ワキ毛とはなんぞや?」と気になりはじめ、常に視界に入っている鼻頭のような感じで、一度気にしだすと抜けだせなくなる蟻地獄に落ちた私は、ついに人生初となる“ワキ毛剃り"を敢行。ワキ毛のない暮らし、「まだ見ぬ景色を見たい!」という好奇心が爆発したのです。
 我が家にある剃毛アイテムといえば、コンビニで千円程度で購入した電気シェーバー&シェービングジェル。ハサミで毛を短く切った後、コンビニからお越しのシェーバー隊を指揮して、まずは右ワキ毛から剃り落としていきます。
「意外とキレイに剃れるのでは?」と思っていた矢先、ワキに痛みが走ります。そこからはもう世紀末的な髭剃り負けの一途。
 右ワキが悲鳴を上げ、逆サイドのワキ毛剃りチャレンジを断念せざるをえなくなった僕は、この冬、左ワキ毛だけ生えているというシュールな男として、また、ワキ毛アシンメトリーの第一人者として生きてゆくのでありました。
 それはさておき、絵本「オルゴールワールド」作りは佳境に入っております。

 あいかわらず装丁の名久井さんはドタバタと走り回り、いつもお世話になっている大阪のスタンダードブックストアさんは出版イベントの企画を練ってくださっているそうな。
 くわえて、日本大学芸術学部での原画展、くまもと県民テレビさんが仕掛ける巨大イベント「夢まちランド」での原画展、それらフォローで編集の袖山さんは大忙し。
 いやはや、ありがたや、ありがたや。スタッフの皆様には感謝の言葉しかございません。

 ところで当の本人は何をしておるのかと申しますと、スタッフの皆様が動いてくださっている時間を使って次々回作の準備。汚いゴミ人間と、今作「オルゴールワールド」のエキストラとしてチョコっと登場している煙突掃除屋の少年の物語「えんとつ町のプぺル」。

にしのあきひろ エンヤコラ日記〜絵本作りはつらいよ〜 #22 身支度なう Photo. A

 本格的な作業に入る前の段階、下準備でございます。キャラクターのラフスケッチや、シーンごとのイメージボードをサラサラっと。

にしのあきひろ エンヤコラ日記〜絵本作りはつらいよ〜 #22 身支度なう Photo. B
にしのあきひろ エンヤコラ日記〜絵本作りはつらいよ〜 #22 身支度なう Photo. C

 ゴミ人間と煙突掃除屋の少年という主要キャラクターのカタチがほぼほぼ決定して少しだけニンマリ。長い長い絵本作りの旅の身支度は、出版前にポッカリ空いたこんな時期からいつもスタートしているわけですね。
 酔っ払ったノリでフラッと手を出してしまった絵本作りは、実に手間のかかる面倒な仕事です。トホホ…。

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エンヤコラ日記〜絵本作りはつらいよ〜

にしのあきひろ

西野亮廣。1980年7月3日兵庫県生まれ。99年梶原雄太と漫才コンビ「キングコング」を結成。「NHK上方漫才コンテスト」で最優秀賞など受賞多数。現在「はねるのトびら」「キングコングのあるコトないコト」「いつも!ガリゲル」などのレギュラー番組で活躍する一方、漫才ライブ「KING KONG LIVE」やソロトークライブ「西野独演会」などの活動も意欲的に行っている。「日の出アパートの青春」「ドーナツ博士とGO!GO!ピクニック」「グッド・コマーシャル!!」(のちに、小説『グッド・コマーシャル』として刊行)、「ペンギン・ボーイズ」ほか、演劇やショートムービーの脚本・演出も。

絵本『Dr. インクの星空キネマ』では、物語の絵の力で世間を驚愕させた。絵本第二弾は、切ないラブストーリー、『Zip&Candy ロボットたちのクリスマス』。今回、三作目の絵本に取り組んでいる。

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