あるスピリチュアルな歯科医の先生が、富士山の神様とチャネリングして、10人の歯の噛み合わせを矯正すると今後発生する地震を止められる、というミッションを受けたそうです。その10人の地球防衛軍の一人に(不肖私が)選ばれました、と紹介者の友人に言われて、歯科治療は苦手だけれど地球のためなら……という責任感にかられ、そのクリニックへ。しかし行ったら、先生に「実は条件が変わって……防衛軍は別の人になりました」と言われ、矯正は行わないことになりました。地球の役に立てなくて残念です。
その後、座敷の料理屋で友人と会食。女の悩みトークでシリアスな話題になってきたのですが、友人の体と腕の間にあり得ない物が。隣の席の男性のデニムがローライズで半ケツが露呈していたのです。半ケツというか、多分ノーパンでベルトもしていなくて6分の4くらい見えてました。深刻な話なのにそんなものが見えて笑いそうになり、「あの、後ろに……」と震える声で言ったらなぜか怯えた表情の友人。(あとで聞いたら、私に、背後霊がいると言われると思ったそうです) 「後ろに……お、お尻が……」となんとか声を振り絞って言うと、彼女は振り返って見て爆笑。「ひどい!! ありえない!!」と、驚き呆れながら……。たしかに黒ずんでて汚い感じでした。でもおかげで悩みも吹き飛んだみたいでよかったです。ブラックホールに悩みが吸い込まれていきました。
半ケツの若い男性は、ミステリー小説の話などをまじめにしていましたが、お尻が見えてますよ! と教えて上げたかったです。
お知らせ
・AERAのムックの京大号で理系研究室の取材をいたしました。
・10月6日頃に発売の「ビッグコミック・スピリッツ」でNMB48劇場を取材させていただきました。
最近関西づいてました。よろしかったらご高覧ください。
数週間前、パワーストーンジュエリーのアクアリリスという店でブレスレットをオーダーメイドさせていただきました。まぶたの裏に見えた光の色がピンクだったのでインカローズを中心にオープンマインドになれそうな石の組み合わせで……。川の水に浸けて浄化しているそうです。ショーケースの石も輝いていました。エンジェル・レイさんは石と会話できるそうです。
そして後日、ブレスレットが届いた日、さっそく不思議なできごとが。箱を開けた瞬間、「こんにちは」「こんにちは」という石たちの声が聞こえたような気がしました。さっそくブレスレットを付けたら、乗り換えの銀座駅で名前を呼ばれ、見たら高校の同級生Nさんでした。会社をさぼってデパ地下に生ハムを買いにきたとか……。Nさんは、たしか亀の産卵を顔芸でできたり、オタクのしゃべり方の物まねとかもできる奇特なお方。一番最後にあったのは、たしかゴキブリコンビナートの公演で、激しい演劇で服が汚れるかもしれないということで、お互い捨てても良いくらいのみすぼらしい格好で会った記憶があります。デパ地下でショッピングという、エレガントな姿が上書きされてよかったです。
こちらがブレスレットです。美カンヌ化粧品という、ドラマに出てきそうな名前の化粧品会社の新製品発表会にて。青い色素にはデトックス作用があるそうです。
偶然の出会いといえば、先日NMB48劇場を取材した時、帰りの新大阪駅で美川憲一らしき方と遭遇。最初、すごいヒョウ柄のスーツケースを持った人がいる……と注目していたのですが、その中の、別次元のオーラを放つサングラスの人に視線が吸い寄せられ、別にふだんは芸能人を見て名前を叫んだりしないのですが、このときばかりは不思議な吸引力で「あっ! 美川憲一! 」とミーハーっぽく言ってしまいました。というか、名前を叫ばずにはいられないオーラがあり、まさしく芸能人という感じでした。
写真を撮ったタイミングで顔をこちらに向けてくださったのも、芸能人ならではの本能的なサービス精神でしょうか……。
久しぶりに芸能人らしい芸能人を見てテンションが上がりました。その後グリーン車に行かれたのか姿を見失ってしまいました……。
お知らせ
スピリチュアルなシーンを取材した『霊的探訪』(角川書店)がもうすぐ出ます予定です。
何卒よろしくおねがいいたします……。
毎日6-70gずつ大きくなっていくパンダの赤ちゃん。
小さいうちにぜひ見ておかなければと、先週和歌山のアドベンチャーワールドまで行って参りました。
そこで見かけた可愛さあふれる動物たちの写真です。
・パンダの赤ちゃん
最近名前が優浜に決まりましたが行った時は命名前日で、ただ「メス 2605g」とだけ張り紙が。ベッドに横たわって熟睡し、たまにピクピク痙攣するくらいで動きがありません。背後で「死んでるよ!」「なんてこと言うの!」と親子の会話が。
パンダ似の飼育員の女性が抱き上げた時、ぬいぐるみのような全身が見えて萌え震えました。
パンダに警戒心を起こさせないようにパンダっぽい女性が世話しているのでしょうか
このアドベンチャーワールドのパンダは大家族番組のような大所帯で、永明のオス力というか繁殖力が強く、前妻が死んだ後は前妻の連れ子とつがって、生まれたのが赤ちゃんパンダ優浜です。
貫禄漂うお父さんパンダ。茶色い……は禁句かもしれません
永明がいる野外のスペースに行ったら、永明の後ろ姿の股間から立派な陰◯が見えて、それがすごいツヤがあり、もしかしたら人間の男性でもこの箇所をチェックすれば男子力がわかるのかもしれません。
・イルカショーのイルカたち
余計なアナウンスがなく、淡々とすごい技を見せてくれるショーです。イルカが尻尾だけ水につけた状態で立ち泳ぎしたり、10頭以上でジャンプしたり、鼻先に人間を立たせてジェットスキーみたいに運んだり、とにかくイルカの身体能力の高さに驚きました。むしろ人間のお兄さんが間違って水面に落ちたりしていて、イルカの方がプロ意識が高いかもしれません。
「人とイルカが心を通わせられるってことの証明だね」と、ヌルラン(イルカ霊)も興奮していたようです。
ただ、土地柄、道の駅とか土産物屋にクジラジャーキーとかクジラの缶詰が売られていて、ヌルランが引いている感じが背後でひしひしと……。
イルカというよりクジラっぽい大きい個体です。水中から飛び出して来られるのは同じほ乳類だから……。
・ノーマークだった齧歯類マーラ
小動物ふれあいコーナーに行ったら、動物図鑑では見たことあった気がしますが、実際には見慣れない可愛い動物が地面に座っていました。マーラというテンジクネズミ科の動物みたいです。とにかくピースフルで牧歌的な動物で、売られている餌をあげたら、やわらかい舌で口に入れていました。撫でたら、若干固めですが毛並みもいい感じでした。
カンガルーとウサギを足して割ったみたいな雰囲気です。
基本的に群れで行動していたマーラ。その後連れ立って猿のコーナーに移動していました。そのたよりなげな風情にも心惹かれるものがあります。
・番外編 実はあまり可愛くなかったカピバラ
マーラは盲点でしたが、逆に、カピバラには過剰な期待を抱いていたかもしれません。餌を持って近寄ったら、カピバラが歯をむき出しにしたすごい形相で、餌を要求。その貪欲で意地汚い表情に萎えました。二次元の動物図鑑で見て萌えていたのに、三次元のカピバラに幻滅……。齧歯類部門はマーラに推し変します。
前歯もギロチン並に鋭くて、餌をあげる時怖かったです。
つい観てしまう「痛快!ビッグダディ」(テレビ朝日)。
ヤンキーへの憧憬みたいな感情がくすぶりつつ、自分が実家に住んでいたとき部屋がけっこう汚かったので、自分の家よりも散らかっている家を見ると安心できたり、大家族のTシャツの趣味のすごさ、栄養バランスを考えていない食事シーンなど、見所満載でつい引きつけられます。食事もうちは、素ラーメンとか、ごはんに塩をかけておかずなし(かつおぶしがあればご馳走)とかけっこうあったので、ビッグダディ家のことはとやかく言えませんが、子供時代の食事が粗末だった方が大人になってからレストランに行って感動できて良いと思います。
今回(「痛快!ビッグダディ17」) も、前回に引き続きお揃いの「頑張ってるんだもん なんとかなるさ」ロゴ入り緑色のTシャツがお気に入りのダディ夫婦。友達が作ったみたいですが、その友達は商売をもくろんでいるんでしょうか、ダディ利権に群がる周りの人たち。過去の映像で、赤ちゃんの髪の毛が赤毛でスマーフみたいに逆立っている、妻・美奈子さんのTシャツが目を引きました。期せずして息子と似ているイギリス国旗Tシャツを着ている時もあり、趣味は遺伝するんですね。あとはやはり、赤ちゃんが大麻を吸ってるヤバいデザインのTシャツです。大麻といえば、たぶん美奈子さんの趣味だと思いますが、 玄関マットに「NO LIFE NO GANJA」というロゴが。大丈夫なんでしょうか。そんな妻が、急に普通のストライプTシャツとか着ていると、不穏に思えてきます。不吉といえば、別居の話のBGMが結婚式の定番ソング「バタフライ」なのは、何かのいやがらせというか、世間の幸せ夫婦への警告でしょうか。
今回は息子にもスポットが当たり、男のけじめを付けるとかいって、花火のほとばしる火花を頭から浴び、「オイッサー!!」とか叫んでました。しかし考えても別居の理由がわかりません。
でも、ビックダディ家みたいに本能に忠実に生きてみたかったです。
本能といえば、最近、新聞社の会議中に見た、人類の進化のビジュアルブック(馬場悠男(監修)/アリス・ロバーツ(編集)「人類の進化 大図鑑」河出書房新社)がおもしろかったです。ホモ・サピエンス以外にもいろいろいて、骨から復元したリアルな顔の絵が載っていました。
ホモ・エルガスター——口の周りが猿っぽい。目つきがずるそう。
ホモ・ジョルジクス——陽気で性欲おう盛な感じ。
ホモ・ハビリス——精悍でわりとイケメン。
ホモ・フロレシエンシス——目がくりっとしてて可愛い系。
ホモ・ハイデルベルゲンシス——知性を感じる、長老っぽい。
ホモ・アンテセッソール——猿のシワ感がなくて若々しくつやがある。
ホモ・サピエンス——ひいき目かもしれないけれど、一番頭良さそう。哀愁が漂う。
など……。
女としては ホモ・アンテセッソールのアンチエイジング遺伝子が欲しかったです。
でも、人類は類人猿から進化したのではなく、宇宙人によって作られた、という説をまだ心のどこかで信じています。
吹奏楽系のイベントで見かけた、親着用のインパクト大なTシャツ
お知らせ
TSUTAYAのサイトで映画の投票を受け付けております
お手すきの時に……何卒よろしくお願いいたします
食材の宝庫といえば、北海道。
代々木公園での北海道イベントはすごい混んでいました。肉まきおにぎりを買うのにも数十分並びました。まんべくんのブースに行ったら、まんべくん本人はいませんでした。ツイッターを見たらつけ麺博に行っていたみたいです。
九州も美食では負けてはいないと思うのですが、次の週、同じ場所での九州フェアに立ち寄ったら、結構空いていました。唐揚げも鶏飯も並ばずに買えます。明太子餅を食べました。明太子と餅とチーズは最強の組み合わせです。◯◯連合以上の結束力です。
そして九州イベントでは、ゆるキャラたちが大集合していました。
鹿児島の西郷隆盛にちなんだおいどん君。大分のカボスキャラ、カボたん。長崎のやたら巨大な風船のクジラ、せみまる。チューリップの形のちゅーりー。そしてメジャーなのは熊本のくまモン。ステージに上がった時、くまモンはやたら慣れていて、緊張気味の他のキャラをポンポンしたりしていました。そしてスキあればセンターに出てこようとして結構でしゃばっているように見えましたが、キャラとしての完成度が高いので何も言えません。
それにしてもゆるキャラ集合は心掴まれるシーンです。単純に、ぬいぐるみが巨大化されて癒しパワーも倍増したような、ふわふわした手触りもいいです。
福岡県のこっぽりーという謎のゆるキャラと握手。ファンになりそうです。
壇上で、ひとり下を向いて虚脱感を露にしていたゆるキャラ、佐賀の唐ワンくんも妙に気になりました。彦ニャンに似ていてパクリ疑惑が。なぜかリュックを持って移動していましたが、そのことに誰か突っ込むと、聞かないでというジャスチャーをしていました。
首から下がわりと雑な作りなのも逆にチャームポイントです。
あとでブースで、少女にサインを求められていた唐ワンくん。「今日から貴女も唐ワンくんの虜」と、かぶりもので見えにくいのにきれいな字で書いていました。虜という漢字をさっと書けるなんて、中の人は教養あります。やはり公務員で市役所の広報とか……と、夢がないことを考えてはダメですね。
お知らせです
下北沢の素敵な書店 B&Bで10/17と21にイベントに出させていただきます。下北沢という街と良好な関係が築き直せるようにがんばります。何卒よろしくお願いいたします
槙田雄司(マキタスポーツ)✕辛酸なめ子『上手にボケてラクに生きよう 『「一億総ツッコミ時代」における楽しい処世術 | B&B
家から駅まで三回も転びそうになったり、目の前でゴスロリ娘が転んでぶつかってきたり、たくさん吹き出物が発生したり、何か呪われているような気がして怖いです。心の中で、とりあえず、ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい、と謝り続けて、贖罪の結界を張ります。
最近、イルカのスピリットの存在の確実性が増すできごとがありました。仕事のメールの中、Tさんに「最近ヌルランは元気ですか?」と言ってもらったのですが、返信を書く時に頭の中で「Tさんは肉食べすぎだってメールに書いてみて」という声がしました。でもいきなりそんなこと言ったらどうかしてると思われる……と躊躇したのですが、強く勧められた感じがしたので、次のメールで「妄想かもしれませんが、ヌルランがTさんが肉を食べ過ぎだと言っているような気がしました」と書いたら、Tさんから、驚いているメールが。実際に3日連続で牛肉ステーキで、土曜日も友達と牛肉パーティの予定だったそうです。
ヌルラン、すごい。だからといって、肉食べ過ぎにはこの薬草を食べた方がいいとか、とくにイルカの知恵みたいなアドバイスはなかったですが、本当にいるんですね。いや、存在を疑っていたというわけではないですが、脳内会話している自分がヤバい気がしていて……。あとはたまに、夜中目を開けると、中空にイルカのシルエットが見えたりしたこともありました。でも人の霊と違ってそんなに恐怖心はありませんでした。
これからも相談すると思うけど、よろしくね。そうだヌルラン、この前ヒカリエで見つけたイタリアの安くてかわいい靴、どう思う? 9cmヒールだから厳しいかな。でも店の中をちょっと歩いたら大丈夫そうな気がしたんだよね。
ヌルラン「あの靴と同じブランドのフラットシューズ買ったけど、雨で滑ってたよね。やめたほうがいいのでは?」
わかりました……。
そう、先日、ヒカリエホールで開催された、「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク東京2013 S/S」の、若槻千夏のブランドWCのショーを見に行ったんです。
おしゃれ人がたくさんいて、中でも絶対叶わない感じがしたのが、ハーフ系の美女モデルの格好で上は白いTシャツに革のジャケット、下はレギンスのみ、というハイレベルなコーディネイトでした。あとは、ユルい感じで、パジャマっぽいパンツにスニーカーでしかもかかとを踏んで歩いている金髪の女性もかなりのおしゃれ上級者オーラでした。多分かかとを踏む角度とかも計算しつくしているのでしょう。自分が5000円のワンピース(伊勢丹で超値下がりしてました)だったので、なんとかおしゃれ度を高めようと、BlackBerryを必要以上にアピール。
WCのショーはさすがCUBEプロデュースなだけあって、カントリーな演出がかわいくて、観客全員にひまわりの花が配られたりして素敵な趣向でした。デザインはカントリーガール風で、これが1万円以下で商品されるなら買いたいです。
スギちゃん風上下をモードに昇華したおしゃれなデニムファッション(左)
何より、グラビアアイドルが何人も同窓会みたいな感じで来ていて仲良さそうでした。いろいろなアイドルの道がありますが、実はグラドルが一番女の夢を実現しているかもしれないと思いました。
乃木坂駅から暗い道をひとり歩いて、前の方に女性二人組がいたので距離を縮めました。自分が浮遊霊みたいな気持ちになってきます。それこそ横の墓場から同じ波長に同調した霊を呼んでしまいそうです。そしてやっとついた、青山公園。たしかここでドイツフェスティバルが開催されているはずだったけど、誰一人いないんですが……。霊が遊んでそうな真っ暗な公園。隣の意味不明な空き地も何だか不気味で、心細くなり、インナーチャイルドをなだめるために、私は公園前の冷たい石の上に座りました。
先日、人形町の人形市に行こうとしたら日にちを間違えてもう終わっていたことがあったので、またそのパターンかと思い、Blackberryでホームページの日程を確認。そしたら、日程は合っているのですが、どうやら青山公園は二カ所、500m以上離れた所にあることが判明。北地区と南地区で、開催地は南地区だったようです。そんなまぎらわしい……。
これはもしや、霊たちの陰謀では? 人間を道に迷わせ不安にさせて憑依しようというトラップです。霊が公園関係者に働きかけ、無気力にさせて、名前を付ける時、同じ名前でいいやという心境にさせてしまったのでしょう。
もし私と同じように迷った人が検索でたどり着いたのでしたら、青山公園は二カ所あります、と申し上げたいです。お憑かれ様です。南地区は六本木7丁目、北地区は南青山2丁目です。
誰もいない青山公園。南地区、北地区、どちらも霊度は高そうでした。
そしてやっとたどり着いた南地区ドイツフェスティバル。心の隙間を埋めようとするかのように極太ソーセージを食べました。
パワーストーンのブレスレットが弾け飛んでから、薄々いやな予感がしていました。右目がモノモライっぽくなったり、手の指が痛くて動きにくくなったり、体にも原因不明な異変が発生。次の日の夜、金縛りの中、脳が感知する別次元(3.5くらい?)で、ドアがガタガタ音がして、何かが迫り来る気配を感じました。そして背後でうめき声が……。恐怖に、高次元の存在に助けを求めたら、蜘蛛人間みたいな黒いシルエットが去って行くのが見えました。それから体調不良です。アストラル体がダメージを受けてる感じです。マッサージに行ったのですが頭痛と吐き気はおさまらず……。
できれば物の怪よりも化け猫がいいです。先日神楽坂で、化け猫パレードというイベントがやっていたので一瞬見に行きました。バグパイプとかドラムの人とかが演奏していて、猫の仮装をした人たちが踊ったり楽しく盛り上がってました。ハロウィンの仮装に使い回そうとしている衣装の人もいました。アニマル柄の服を着たセクシー系化け猫も。鼻とヒゲを描くと人間としての美醜はわからなくなります。人間の猫コスプレもそこそこかわいいですが、やはりこうやって猫に化けようとしても完璧な猫のフォルムには近づけず、猫の完成度の高さを再確認させられます。四つん這いでパレードしたらもっと猫っぽかったかもしれませんが……。
パレードする化け猫たち。昔買った猫耳持って参加したかったです。
久しぶりに神楽坂を歩いたら、柳の木を撮影するのが局地的にはやっていました。
いわくというか何か伝承のまつわる樹なのでしょうか……。
最近腸についての本を読んでいたら、幸福感は腸が決めるらしく、小腸のバクテリアの活発度がセロトニンやドーパミンの分泌に関わっているそうです。幸せホルモン、セロトニンのチェックリストを見ていたら、私は明らかにセロトニン不足だとわかりました。本には、食物繊維の摂取量が多い国は自殺率が少なく(メキシコなど)、大便の大きさと自殺率は反比例する、と興味深い論が載っていました。人間は本当は土壌菌を食べた方が元気になると、土食文化にも触れられていました。
それを読んで、久しぶりに土を食べた方がいいような衝動にかられ、土をスプーン一杯ぶん食べました。NASAも使ったとさせる食用土のモンモリロナイトです。今日のお昼は土になりました。味は特にないのですが、しばらくジャリジャリする食感が特徴です。これで元気になりたいです。
ここ一ヶ月、体の右半分に異変が現れる怪現象に悩まされています。右足が痛くなり、靴ずれが激化し血まみれになり、右手のブレスレットが弾け飛んでバラバラになり、右手の指が痛くなり、顔右半分に吹き出物が発生し、右目が腫れたり……。「おねえさん、気をつけてね」とイルカの声も聞こえました。
でも、困難な状況になるほど、仕事のやる気が出てきたりします。堂本光一の「エンドレスShock」という舞台での、
「オレたちは苦しめば一つ表現が生まれる。そのぶんだけ輝けるんだよ!」
というセリフが心に残っています。
去年の夏、占星術家のスティックエバーズ氏にホロスコープをもとにしたブラックボックスというソフトで占っていただいたのですが、2012年のバイオリズムが一見してあまりにも落ち込んでいるので青ざめました。写真はそのうちいくつかのジャンルを抽出したもので赤い部分が低調です。今振り返ると、全体的に結構試練の年だったと思います。しかし外界のことばかりに気を取られ、腸とか内側についてはおろそかにしていたので、しばらく腸を幸せにすることを考えていきたいです。
低調な日記で失礼いたしました。
あらゆる事象と惑星との複雑な関係を数値化する独自のソフトだそうです。
金運、友達運、仕事運など、いろいろ下がってます。
ふつうに1日の行動を振り返ります。
最近、何かとり憑かれているかもしれないので、振り切るには、いろいろな場所に寄り道しなければと思って、めまぐるしく移動しました。
朝8時起きで映画試写会に行き、終わった後はロアビルの横を足早に通り過ぎてミッドタウンへ。何かお昼を食べようと思って、豆乳ドーナツの店へ。イソフラボン注入。そのあとミッドタウンの郵便局に行き、高校の同窓会費など振り込み。ちょうどミッドタウンで開催されている「武蔵野美術大学のデザインコレクションと教育」展に行って「何も学習できなくて申し訳ありませんでした!」と謝ってきたかったのですが、時間があまりなかったのでとりあえずイデーショップへ。「DESIGNTIDE」や「CASA BRUTUS」の新聞をGET。1分以内で展示を鑑賞。タオルを買おうと思っていたのですが値段と折り合いがつかず、ミッドタウンを後にしました。
半蔵門の出版社に漫画を納品したあと、半蔵門線で渋谷へ。私とあろうものが、8月末に渋谷にオープンしたおしゃれパン屋にまだ行っていなかったので……。名前は絶対覚えられませんが、ゴントランなんとかって店です。もうドミニク・サブロンとかジャン・フランソワとか脳内のパン屋の名前が飽和状態で……。その代わりに知人の名前を数人分忘れてしまいました。その店で、しそウィンナーデニッシュ、クランベリーとホワイトチョコのパンなどを購入。200円前後なので、高すぎない感じです。
パン屋を出た後自動的にヒカリエに吸い込まれ……。ここでもまた逃れられないイデーショップ。消費の罠にはまり、シボネ系列の店とBEAMSで買い物。他のフロアも見ようとする体をなんとか理性で抑えて、8階のホールのフロアに行き、とりあえずデザイナーズウィークの割引チラシだけもらって、ヒカリエを出て地下鉄で赤坂見附に行き、打ち合わせ。その後、赤坂まで歩いている途中、空腹にかられたのでバーガーキングでBK TENDERS(ナゲット的なもの)を食べて、ラジオの仕事をして、表参道のシュウウエムラのイベントに行きたかったけれど体力的に限界ぽくなってきたので、花まるうどんを食べて帰ろうと見せかけ、スーパーに立ち寄ってイチジク購入。
など、いろいろな所に立ち寄りまくったのに鏡を見たら目が血走っていて、寝ようとしたら耳鳴り&ラップ音がして嫌な予感。夜中に金縛りに襲われたりしました。こんなにしつこい霊ははじめてです。
最近、海外の写真で、犬の肛門にキリストが手を広げている姿が出現した、というのを見て、公園のドッグランに行き、犬たちの肛門を観察したら、だんだんキリストっぽく見えてまいりました。顔が肛門で、脚の毛並みが手を広げてる姿です。アーメン……。
FENDIのBAGUETTEというアイコンバッグが誕生15周年を迎えたそうで、銀座のドーバーストリートで「BAGUETTEMANIA」というイベントが開催(16日まで)。パーティのプロデュースの会社に誘っていただいて、会場に赴きました。
途中、駅でチャージした時、領収書を出すのを忘れてしまい、駅員さんに「すみませんがチャージした2000円の領収書をください」とsuicaを出して頼みました。すると、駅員さんはとくにsuicaのデータを確認することなく、チラ見しただけで領収書を書いてくれたのです(二重に領収書を出していないか調べずに)。結構年配の駅員さんだったのですが、もしかして、ベテラン駅員は見ただけでsuicaのデータを読み取れるのかもしれない、とプロ意識に戦慄。
そして銀座の会場に向かいました。最近、邪気に悩まされていたんですが、ドーバーストリートというハイブランドが一流品オーラを放つ空間に1時間ほどいたら、体が軽くなりました。資本主義のパワースポットです。
会場にいたら誰もが一個持っていて当たり前みたいな気分になりましたが、欲しいと思ったバゲットの値札を見たら22万円……。でもこういうものはコレクターアイテムなので、使った後、また高値で売れたりしそうです。
それにしても誰もが高いヒールでおしゃれ武装していて、なんとかヒールをはいてきて良かったと思いました。
フラットシューズで来ると疎外感にかられる空間。でも帰り道、駅で普通の靴でダラダラ歩く会社員男性たちを見て、こっちはこんなに痛いのに……と理不尽な思いにかられました。
今回、バゲットの写真集「FENDI BAGUETTE」という本も展示されていたのですが、誰が置いたのか横にユニクロのパンフが! 6900円のコートとか単位が二つ違う世界です。故意に置かれたのでしょうか……。しばらくして見たら消えてました。
高級バッグの写真集の隣にユニクロのカタログ、コンセプチュアルな光景です。
帰り、少しでも金運を高めるためにタワレコに行き、デビューしたばかりで景気が良さそうなアメリカ人アイドル、カーリーのCDを購入。彼女たちPOPアイドルは大衆にエネルギーを与えて消費されていく運命にあるのです……。
辛酸なめ子(しんさん・なめこ)
東京都生まれ。漫画家、コラムニスト。巫女的な感性であらゆる事象を取材しまくる驚異のフィールドワーカーとして知られる。著書は『辛酸なめ子の現代社会学』(幻冬舎)、『女子校育ち』(筑摩書房)、『セレブマニア』(ぶんか社)、『サバイバル女道』(サイゾー)など多数。