
東京・六本木の「ブルーマンシアター」で、話題の公演「ブルーマン」を拝見して参りました。すでにご覧になった方も多いと思いますが、こちらは全身が真っ青な3人組(=ブルーマン)が、言葉を一切発することなく、さまざまなパフォーマンスを繰り広げるという、ニューヨーク生まれの人気舞台です。
3月31日に千秋楽を迎えるということで、よくインターネットの広告で「ポンチョ席残りわずか!」といった見出しを見ていたため、「ポンチョ席って何だろう?」とわたくしは常々不思議に思っておりました。ポンチョみたいな形の席があるのでしょうか?(どんな形だ)。妄想に妄想を重ね会場に着いてみると、前列のあたりに、ポンチョをお召しのお客様集団が…。Ah-hah、分かりました。「液体を使ったパフォーマンスで水しぶきが飛んでくる可能性があるので、
ポンチョ着ておいたほうが良い席」=「ポンチョ席」ってことなのですね。(←常識だったらすみません。個人的には20へぇでしたもので…)。
さて、そして肝心のパフォーマンスなのですが…。これが、とても素晴らしかったです。しかしわたくしのつたない文章力では、この感動をどうにも表現しきれないので、お手数でございますが、イラストをご参照いただけますと幸いです。(※イラストもつたないですが…)
ということで、今回ブルーマンを見て強く感じたことは、「自分の人生には、これまでまったくブルーマンが足りていなかった」ということです。
社会人ともなると、あらゆるシチュエーションで、どうしても、周囲に期待される「まともで危なげない」行動を取ってしまいがちです。もちろんそれも大切なのですが、そんなことばっかりやってると、日常にパンチがなくなり→すべての業務がルーティーン化し→アイデアが枯渇し→牙を抜かれた空ろな目の現代人が堂々完成。しかねません。しかし、ブルーマンは違う。「ここで、こう動くんでしょ?」という人々の予想をはるかに裏切る行動を、取り続けること100分間。その姿はまるで、常識や、考えることを止めた脳ミソに対し、全力で「NO!」と体当たりしているかのようでもありました。カ、カッコいい…。遅ればせながらわたくしも、今後は、「こうすべきだ」みたいな「当たり前シチュエーション」に臨む際は常に、「本当にそれでいいのか?」と自分自身にダメ出しをすることを習慣にしようと思った次第。「でも、もっと違うやり方もあるかもしれないぞ?」“ブルーマン・スピリット”を、日常に追加公演決定です。
…でもまぁ、だからといって四六時中、ペンキを満たしたドラム缶を力いっぱいバチで叩いたり、人のおやつを掃除機で吸い込んだり、突然消火器を振り回して話の途中でタクシーを拾って走り去ったり、ということはなかなかできないわけですが、まずは小さなところから。後学のためにも、ぜひまた見に行きたいショーだと思いました。
Blue Man Group ブルーマングループ 公式サイト
http://blueman.jp/
東京・浜松町の「四季劇場〔秋〕」で、劇団四季さんの「フレンチミュージカル 壁抜け男 モンマルトル恋物語」を拝見して参りました。でも、“男が壁を抜ける”って、どういうことでしょうか。映画「ゴースト」とか、「X-MEN」とか、ドラマ「HEROS」とか、そういう系のお話? 超人? アクション? ホラー? と、事前にあらゆる可能性を考慮していたのですが、実際にはそのどれとも違う作品でした。1947年のフランス・モンマルトルを舞台に、壁を抜ける「特殊能力」を持った男が主人公でありながらも、シャンソンに満ちあふれた、小粋でおしゃれなミュージカルでした。
特に目を奪われたのは、「壁を抜ける」その表現(演出?)の巧みさです。舞台の上で役者さんが半透明(!)になったり、腕や首がレンガの壁を「貫通」したり、ショーウインドーの中の宝石が一瞬にして「手に入って」しまったり。地球上の法則を軽く無視した状況が、さまざまな技術やアイデアで鮮やかに実現されていました。3D映画よりもずっと、ドキドキ致しました。(比べるものではないですけれども)。
また、登場人物も個性的でした。主人公のサエない40男・デュティユルをはじめ、高齢のため客が激減した娼婦や、賄賂をもらうと態度を変える警官、売れない画家、常に酔っ払っている医者など、「ちょっと残念な人たち」のオンパレードで、親しみが沸きます。デュティユルの憧れの人・イザベルに至っては、人妻でありながらも「いつかきっと、ステキな人が現れるわ!」と歌いながら買い物をするのが日課、というポジティブさ加減。でも、たとえ現状が「残念」であろうと「人生って最高!」と歌って踊る彼らを見ていると、なんか、私、間違ってたな…とちょっと反省も、してしまいました。なんらかの条件がそろうから幸せになるんじゃなくて、もう…言ったモン勝ち? 言い張る? それが「幸せ」の正体なのかもしれません。これなら経費ゼロで、誰でも幸せになれてしまうはずです(!?)。酸いも甘いも噛み分けつつも、なかなか大変な毎日を送る大人達への「応援メッセージ」のような、温かい作品だと思いました。
壁抜け男作品紹介|劇団四季
http://www.shiki.gr.jp/applause/kabenuke/
映画「ALWAYS三丁目の夕日'64」を見させて頂きました。こちらは、皆様ご存知の通り、西岸良平先生のマンガ作品「夕焼けの詩-三丁目の夕日」を映画化したもので、架空の昭和タウン「夕日町三丁目」を舞台に、ひたすら素朴な人々がほのぼのしたストーリーを繰り広げるという人気シリーズです。
原作マンガファンとしては、映画化にあたり、登場人物のキャラクターがずいぶん変更されていることに当初は憤りを覚えました…。特に吉岡秀隆さん演じる小説家・茶川(ちゃがわ)先生は、マンガだと初老のやさしい男性なのに、映画では30代の偏屈な文学青年に…。一瞬、「こんなの茶川先生じゃない!」と立ち上がって絶叫しそうになりましたが、私は今では、すっかりヤング茶川の虜です。とにかく、先生のくだりは泣けるからです。よその子・淳之介を引き取って育て、本気で叱り、殴り、泣いて抱きしめる…。これだけ書くとただのDV男みたいですが、先生と淳之介の絆は深いのです。 今回は、小説家として頭角を現しはじめた淳之助が、先生のライバルになるお話で、育てた子に仕事を奪われて先生が窮地に立たされるという、非常に気の毒な仕上がりとなっていました。
でも、シリーズ第2作では芥川賞の最終選考にまで残った茶川先生なのですから、その才能を信じたいと思います。で、次回作ではぜひ、念願の芥川賞を受賞して欲しい。そして記者会見を開いて、「私がもらって当然ですよ」と強気な発言をし、「でも逆にあの会見が新鮮だったよね〜」みたいな流れで、一躍売れっ子作家に…といった展開を期待しています。先生、がんばってください!
あと全然関係ないのですが、昨年、久々に会った友人が「『ALWAYS』を見に行こう」と言うので、「今年は公開してないと思うよ」と言ったのですが、「今日、映画館の前でポスターを見た。間違いない」と言い張るので劇場に行ってみると、そこには「RAILWAYS 愛を伝えられない大人たちへ」のポスターが…。無性にやるせない気持ちになったことも、なんとなく付け加えておきたいと思います。
ALWAYS 三丁目の夕日'64
http://www.always3.jp/
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超高齢化社会・日本で見かけたカッコいい中高年の皆さまを、イラストにしてみました。いやリスペクトです。マジで。



→蛇いちごセンター試験 設問内容
(Webマガジン幻冬舎 vol261: 豊村真理 蛇いちご新聞 第13回
問1)[3]
問2)[1]
問3)C
問4)[2]
問5)シンシン
問6)[3]
問7)ヴォルデモート
問8)[1]
問9)[2]
問10)安倍氏→福田氏→麻生氏→鳩山氏→菅氏→野田氏
問11)おしんさん→布美枝さん→陽子さん→糸子さん
問12)[3]
問13)熊/ドール/獅子
問14)[2]
問15)神
問16)[1]
問17)市原悦子さん
問18)松岡修造さん
1981年生まれ。おうし座。B型。
「週刊TVガイド」編集部を経て
2010年からイラストレーターに。
波風を立てるのが苦手なので、
低姿勢&丁寧語を心がけています。
豊村真理オフィシャルブログ
New Nonsense
http://newnonsens.exblog.jp/