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ロボットの映画を2つ、見て参りました。
一つ目の「リアル・スティール」は、2020年(!)のアメリカを舞台に、おんぼろロボットと、父と子の絆が描かれた感動大作です。
劇中の2020年は人間の代わりにロボットが格闘技をする時代。さまざまなロボットが首や腕をフッ飛ばしながら戦う様は「カッコいい」のひと言に尽きます。しかし、日本人として注目すべきロボットは、主役のアトムや強敵ゼウスよりも、1回戦敗退の「ノイジーボーイ」です。ノイジーボーイは日本をはじめ世界各国を巡業してきたロボットという設定なのですが、クールな紫のボディの上には、なぜか黄色の明朝体で「超悪男子」の文字が…。そして腕には、意味不明な二字熟語(『贖罪』『苦痛』『大赦』『男子』etc)が…。横目で確認すると、周囲のお客さんも明らかに戸惑っています。「超悪い男子は、決して自らを『超悪男子』と呼ばない」。その基本的な情報を、誰かスタッフに教えるべきでした。制作サイドは大真面目なのに、日本人は笑ってしまう。そんな「無作為の笑い」を体験できる、貴重な作品だと思いました。
一方「ロボジー」は“みんなを笑わせよう”と考案された「作為的な笑い」が満載のコメディー映画です。社長から「ロボットを作れ」と命令された木村電器の社員が、期日に間に合わせるために、なんとロボットの中に素人の老人を入れてしまうという、“高齢化社会極まれり”といった内容です。老人がロボットに入るということで、さまざまな笑いが発生します。しかし途中でハタと気づいたのは、笑いの中に、笑えないものが混在しているということ。ロボットの中のおじいさんが、勝手に民謡を踊っちゃうとかおならをしちゃう、とかはおもしろいけど、足腰弱いとか耳が遠いとかっていうのは、老化現象ですよね…。それを笑っても良いものかと…いや、いかん!
ということで、笑いには「みんなを笑わそうとして作り上げられたもの」と「そのつもりはないのに結果的に笑いを取ることになってしまった」ものの2種類があり、ちなみに、前者の笑いにはNGとOKの笑いが混在しているので、ソコは各人で判断せねばならない。というのが、今回の発見でありました。でまぁ、「発見したからどうしたんだ」っていうウワサもありますので、わたくしも「超悪女子」を目指して、がんばっていきたい所存です。
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映画「源氏物語−千年の謎−」は、現実世界と物語世界を行きつ戻りつして進む斬新な源氏物語映画です。「現実」は東山紀之さん演じる時の権力者・藤原道長が、中谷美紀さん演じる紫式部に物語を書かせる世界。そして紫式部の手で書かれた物語が、生田斗真さん演じる光源氏とあまたの姫君が織り成す「源氏物語」の世界です。
あっちとこっちを行ったり来たりする設定はとてもステキなのですが、いかんせんこっち(現実)の話のボりュームが厚すぎて、あっち(物語)の話がなかなか進みません。大和和紀先生の傑作漫画「あさきゆめみし」読者としては、紫の上や末摘花、花散里などの個性的な姫君まで出番が回ってこないのは少しさみしくもありましたが、「そうそう簡単に後輩にポジションを譲りたくない」というヒガシ先輩の心意気が紫のアイシャドウからビシバシ伝わって来て、「ここまでが限界か…」と妙に納得させられてしまうあたり、さすがは少年隊だと感心しました。
ちなみに窪塚洋介さん演じる陰陽師・安倍清明だけは、物語と現実の世界を行ったり来たりできるという設定。スパイシーな存在感が映画「ピンポン」のペコのような危うさで(また『アイキャンフライ』してしまうのでは!?)と一瞬心配もしましたが、平安時代は平屋建てなのでそこは安心でした。
東山道長と生田源氏の間を生きつ戻りつして進む「先輩後輩映画」。ラストシーンで「パラダイス銀河」がかかれば最高だな…と期待していたのですが、当然そんなミラクルが起こるわけもなく、どこまでも美しい映像と音楽が心に残る「クールジャパン」な作品でした。
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受験シーズン到来!ということで、僭越ながらクイズをご用意させていただきました。お時間と心に余裕のある方、ぜひ挑戦されてみてください。(解答は次回…!)



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街で見かけたステキな制服をスケッチしてみました。

1981年生まれ。おうし座。B型。
「週刊TVガイド」編集部を経て
2010年からイラストレーターに。
波風を立てるのが苦手なので、
低姿勢&丁寧語を心がけています。
豊村真理オフィシャルブログ
New Nonsense
http://newnonsens.exblog.jp/