お品書き




あけまして、随分たちましたが
おめでとうございます。
新作映画のイラスト群、
ぜひご覧下さい!

今月も『GOETHE』(1月24日発売号)でご紹介しきれなかった新作映画をイラストにさせていただきました。ぜひ『GOETHE』とセットでご覧下さい!

 トム・クルーズ主演映画最新作「アウトロー」で彼が演じる主人公ジャック・リーチャーは、とにかくカッコいい人物です。なみいる不良グループをたった一人でなぎ倒し、背後から悪者に鉄パイプを振り下ろされてもすかさず反撃。難事件の真相にもいち早くたどり着き、命懸けでカーチェイス…と、書いてみるとけっこう散々な感じですが、それでも彼は誰ともツルまず、己の腕一本で世の中と勝負しているのです。愛読書はおそらく新渡戸稲造著・『武士道』でしょう。考えてみれば我々一般人にとっても「カッコよく生きる」ことは至難の業です。不意打ちの同窓会に備えて体重増加はご法度ですし、フトした瞬間に飛び出す鼻毛にも常に目を光らせておかねばなりません。クシャミをする際も奇声を発しないよう注意。とまぁ、キチンと生きることは、一瞬たりとも気が抜けないこととイコールなのですが、くじけそうになったら「いつも心にジャック・リーチャーを!」今年のスローガンは、コレで行こうと思いました。

※劇中で、ジャックにパスポートと歯ブラシを渡す警察官は、原作者のリー・チャイルド氏だそうです。ジャックの唯一の所持品ともいえるパスポートと歯ブラシはすなわち“彼のアイデンティティー"。それを授ける重要な役どころを担ってのカメオ出演なのだとか…。深いです。でも、見逃しました。

映画『アウトロー』公式サイト
http://www.outlaw-movie.jp/

 映画を見ながら「この映画のDVDがどうしても欲しい!」と思うことがたまにあります。本作を鑑賞しながら私は、久々にこの激情に駆られました。空想上のAmazonの購入ボタンを、大体50回くらいは押したでしょうか…。そんなに買ってどうするのか。布教用か。  自分がもう分かりません。本作は少年がトラと一緒に大海原を漂流する内容なのですが、とにかく、この男の子の性格が素晴らしいです。飢えに苦しむさなか、たまたま船に上がった魚を食べるときも、「神様、僕を救うために魚の姿で現れてくれてありがとう。いただきます」…ですってよ! 私が採用担当の人事部長なら、もう即座に彼に内定を出します。「4月から一緒にがんばろう!」空想上のヒゲを左手で撫でつつ、思わずスクリーンに右手を差し出してしまいました。はっ、いけねぇ!今、上映中じゃん! …とにかく、素敵な映画でした。空想、ファンタジー、妄想。過酷な現実に対処するには、これが一番。そんなメッセージも(?)心に突き刺さる名作でした。

映画『ライフ オブ パイ/トラと漂流した227日』公式サイト
http://www.foxmovies.jp/lifeofpi//

 まことに不勉強ながら、前作「ゴーストライダー」を鑑賞しないままに本作「ゴーストライダー2」を見に行ってしまいました。しかしながら「2からでも(話に)ついて行ける」という親切な造りに、まず感動。もう、洗濯物たたみながらでもストーリーが理解できる『渡鬼クラス』の明快さ。ここはドコ? おかくら? アメリカ?
 また、私はかねてより騒音(特にバイク音)が苦手なもので、うっせぇバイクとすれ違う危険に備え、外出時は常に耳栓orヘッドホン装着を心がけているのですが、今回この作品を大画面で鑑賞し、ゴーストライダーと一体化するうち、(バイクで暴走するのも、なかなかオツなもんですなぁ…)と少しだけ「バイクの人たち」の気持ちが分かったような気がしました。だからといって来週から大型二輪免許取得に向けて動き出したりはしないのですが、知らない世界を知る(否、知った気になる)というのも、映画の醍醐味だなと、改めて感じ入ったほどです。

映画『ゴーストライダー2』公式サイト
http://www.gr2.jp/

 名優ロバート・デ・ニーロの出演作を2本ご紹介します。どちらの作品でも悪者を演じているので、「ワル・デ・ニーロ・ムービー」とでもくくりましょうか。1本目の「レッド・ライト」では、盲目の超能力者を演じています。希代の超能力者VSシガーニー・ウィーバー率いる科学者チーム。両者の攻防が主な見どころなのですが、思わず観客も騙される「仕掛け満載」のストーリーに魅了されました。詳細は見てのお楽しみですが、「最終兵器としてシガーニーはゴリラかエイリアンを持ち出してくるであろう」という私の予想は大外れであったことだけ、申し添えておきたいと思います。

 2本目の「フリーランサー NY捜査線」では警察組織を影で牛耳るドンを演じています。とにかくハンパない悪人なのですが、そんなワル・デ・ニと対峙する新米警察官・マロ(カーティス“50セント"ジャクソン)がイイ味を出していました。悪い大人達と堕ちていくのは簡単だけど、そう簡単には腐らねぇよ!っていうあたりが非常に好感度大。舞台はNY市警という遠い世界ながら、どっぷりと主人公に感情移入してしまいました…。そういうのって、いい映画と呼ぶのだと思います。

映画『レッド・ライト』公式サイト
http://gacchi.jp/movies/red-light/

映画『フリーランサー NY捜査線』公式サイト
http://freelancer-movie.com/



豊村真理(とよむら まり)プロフィール

豊村真理(とよむら まり)プロフィール

1981年生まれ。
「週刊TVガイド」編集部を経てイラストレーターに。第27回読売広告大賞優秀賞受賞。
余命半年から生きてます!」(相河ラズ著/幻冬舎刊)挿絵を担当。雑誌「GOETHE(ゲーテ)」で映画のイラストを連載中。
ブログもだいたい毎日更新中!

豊村真理オフィシャルブログ
New Nonsense
http://newnonsens.exblog.jp/