だらしな脱出できるかな日記
2月18日(木)
最近、食べたもののなかで、いちばん衝撃的だったのがコレ。何だかわかりますか?正解は、「青唐辛子の漬物」!!まさにヒーハー! これぞマジ・ヒーハー!
地味週間につき、食べてるものも地味気味。シンプルポテサラ、アスパラと白菜のバター炒め、えのきと明太子和え。全体的にそこはかとなくホワイティ。
行って参りましたたろちん主催の座談会@池袋。「大人は新宿で飲むものだと思ってました」という、謎の名言あり。いや、池袋、愛してるから池袋!
で、その座談会後、ひとり地元のガストで食べた定食。本日、ファミレス2回目!
 シャレにならないほどいろいろ仕事がカッ詰まってきているものの、家にいるとなにかと気が散るので『ホンのお楽しみ』の再校ゲラを抱えて近所のファミレスに向かう。
 文章を書くときは家で無音状態じゃないと集中できないのだけれど、例えばゲラを直すとか、下読みするとか、書評用の本を読むのは、場所を変えた方が集中できることもあるのだ(私は)。なので公園とかベランダも好きなんだけど、この時期なにせもう「花粉様」が猛威をふるいまくっているので、屋外は無理。水分大王な上に微妙に気弱なのでおかわり自由じゃない喫茶店やコーヒーショップでは資金的に苦しい。となると、ファミレスぐらいしか思いつかないのだ。ありがとうフリードリンク! ありがとう適度に放任主義な店員さんズ!
 てなわけで、心おきなくコーヒー&紅茶を飲みながら、カウンター席で地道に働いていた午後4時(既に入店から1時間半経過)。1つ離れた席に定年退職して早幾年、というオジサマが何やらあわてた様子で着席された。
「いらっしゃいませ〜」とウェイトレス嬢が水とおしぼりを差し出す間さえも、もどかしそうに、オジサマは「藤田まことが死んだんだって!」と仰った。
 私はビジーモードにつき、全然知らなかったので、「えー、そうなんだ。あらまぁ」と心のなかで、思っていたのだけれど、オジサマはそれだけでは気持が治まらない様子で、ガンガン話し続けた。「知ってるよね、藤田まこと。必殺仕事任の主水だよモンド! てなもんや三度傘だよ。急だよね。具合悪いなんて知らなかった。俺さー、同じ年なんだよ、藤田まこと。驚いたなぁ。あぁなんかね、びっくりしてさ……」云々と。
 しかし、ウェイトレス嬢は「……そうですか。」と軽く受け流し「ご注文がお決まりになりましたら、こちらのボタンで及び下さい」とニッコリ笑って去って行ったのでありました。ウェイトレス嬢、推定20歳。きっと知らないだろう、藤田まこと。熱弁モードな客を前にして「知りません」とは言えないだろうし、感情移入しすぎなコメントもファミレス定員としてはそれまた問題だろう。だから彼女の態度が別に悪いとも思わなかったのだけれど。
 その後「……コーヒーを」。とだけ言って、急になにかを悟ったように黙ってコーヒー飲んでるオジサマを見ていたら、どうも気が重くなってしまった。<あぁ、この人は、自分と同じ年でずっと活躍を見てきたであろう藤田まことの死を知って、誰かにちょっと話したかったんだろうな。「驚いた」ことを共有したかったんだろうな。ついでに軽く思い出話くらいして、なんていうか、衝撃を和らげたかったんだろう。でも、その相手がいなくて、ファミレスでつい言葉に出しちゃったんだろうな。>的なことを、勝手に想像して。
 いやもうそんな想像なんて、勝手な妄想に近いことはわかってるんだけど!
 でも、なんつーか、その「日頃ちょっとしたことを話す」相手がいない故の困惑みたいなものは私も同じなので、妙な敏感センサーが感知してしまったのだ。んー(遠い目)。
 そんな気分を引きずったまま、夜はこのWEBマガジン連載仲間のTHE B-TEAM実況野郎文芸部のたろちんに招かれ、座談会に出席。大した話はできなかったけど、人と話すことの有難さをかみ締めたのでありました。
<最近の読書>
『Wー二つの夏』(永嶋恵美著 講談社¥1300)……ヤンキーあがりのクニコと、勤勉な大学生ナナミが交わすメールが鍵を握る書き下ろし長編作。真相そのものはさして驚きはないけど、ナナミが「拾った」女の子セリとの関係性とか、クニコの過去や、それぞれの家庭環境など、少しずつ謎を内包したそれぞれの日常が読ませる。『せんーさく』や『転落』ほどの派手さ(判りやすさ)がなくても、十分かと。
『天網 TOKAGE2ー特殊遊撃捜査隊』(今野敏著 朝日新聞社¥1500)……警視庁の隠密捜査専門バイク部隊「トカゲ」シリーズの第2弾。前回のヒロイン涼子は今回サポート役にまわり、今回はトカゲ歴はまだ浅い上野が活躍。3台同時に発生したバスジャック事件を追う。自分の能力に自信が持てずにいる上野&新聞社の遊軍記者・湯浅とイマドキの新人記者・木島のキャラ設定の巧さもさることながら、事件の展開も面白かった。娯楽度(って言ったら問題あるかもしれないけど)高い警察小説でございます。


2月22日(月)
校了とは思えぬ付箋がついたゲラ&カバー色校。印刷会社に怒られるレベルです。たぶん。
イラストは、連載時からのお馴染みアニー。カバー用にも書き下ろしてもらったなかでは、↑コイツがいちばん好き!
そんなわけで、カバー見本です。3月15日講談社文庫から発売決定です!よろしくお願い致します(他社だけど!)
 ビジーモード続行中につき、貫徹状態のまま、午後から講談社で『ホンのお楽しみ』の校了チェック。3時間ほどまたしてもファミレスで、地道に校正した結果、校了ゲラとは思えぬ直しの数になり呆れられる。
 ところで。この「ホンのお楽しみ」の装丁は、デザイナーの泉沢光雄さんにお願いしたのだけれど、実は泉沢さんとはその昔、私が会社員だった頃からの長い付き合いなのだ。当時私は音楽制作会社兼芸能プロダクションで、CDジャケットのコーディネーターという、まぁ言うなれば進行管理のような仕事をしていたのだけれど、泉沢さんにはすっごく沢山のアーティストのジャケットデザインをお願いし、そりゃもうお世話になりまくりだった。
 その後、私は会社を辞めてフリーのライターになり、泉沢さんも音楽関係のデザイナーから装丁畑に移っていて、気がつけば読んだ本のあれもこれも「泉沢さんだ!」と思うことが増え「いつか泉沢さんにデザインをお願いしたいニャー」と思っていた願いが、今回ようやく叶ったというわけなのです。
 で、先月。再会したんですよ。打ち合わせで。約11年ぶりぐらいに!
 で、言われたんですよ。「変わらないねー!」と!!!
 その瞬間、担当編集者のS嬢(人妻&いつの間にやら二児の母)が、爆笑したのを私は見逃さなかった。そりゃそうだ。この11年で私は、最大15キロぐらい肥えている。恐らく『ホンのお楽しみ』の元原をフラウで連載していた頃がMAX体重時で、ようやく、ようやく! 一周して11年前と同じくらいに戻ってきたわけで。S嬢はその経緯をよーく知っているわけで、そりゃ爆笑もされましょう。
 それはともかく、驚いたのは泉沢さんは月に20〜30本もの装丁を手掛けているというのに、アシスタントも雇わず、今もひとりで働いていたこと。確かに打ち合わせ、撮影、ラフ出し、場合によっては衣装合わせやロケハンにもデザイナーが立ち会うことも少なくなかったCDのデザインに比べて、装丁は拘束時間は少ないだろうけど、それにしてもこの仕事量をひとりでこなしているとは思わなかった。
「でもさー、人使うと気使うじゃない?」って、そりゃそうだけど!
 ひとり上手すぎる! 見習わなくちゃ! と心から思ったのでありました。
<最近の読書>*ビジーモード継続中のためマンガラッシュ!
『おいピータン!! 12』(伊藤理佐著 講談社¥657)……連載200回を突破して尚、共感度&発見度が落ちないのが凄い。もうねー、最初の2話「これでいい」と「ずんだ」で早くも参った。いやもうね、「伊藤理佐でいい」よ。っていうか「伊藤理佐“が”いい」んだけど、あえて言いたい。「伊藤理佐“で”いい」と!「おひとり様男」とか「ふたり」もね、あぁそうそうそうだよ! と。首痛くなった。頷きすぎて!
『プライド 12』(一条ゆかり著 集英社¥419)……いよいよクライマックス最終巻! どんなまとめ方をしてくるのかと思っていたら、そこまで行く!? そこまでやる!? の驚愕展開。ちょっと急ぎ足気味だったけど、でも納得&満足の終わり方。<「知らないのか。そういうことは結婚した後にするものだよ」>と、この場面で神野さんにしれっと言わせるこの大人力(笑)。素晴らしい。
『青空エール 4』(河原和音著 集英社¥400)……ちょうど1巻が出た頃に、吹奏楽部ものの小説を立て続けに読んでいて「おおー!」と「ついで」ぐらいの興味本位で読み始めたのに、いつしか夢中になってしまった。いやぁ、純情なのよ。素直なのよ。勝手に思い描く「イマドキの高校生」の「イマドキ」さ加減からはほど遠いほどピュアなのよ。だから若干「いい話すぎるだろ」と黒いオトナ心がチクチクするんだけど、それを吹っ飛ばすだけの切なさがこみ上げてきて泣いた。こんな恋は二度と自分にはできないと思うと、また泣けた。もうどうしてくれよう……!


2月24日(水)
ちょっと前に、寒がりの猫ズ妹のために買った一匹用猫ハウス。気に入ってくれたようで何よりなんだけど。
油断すると、すぐに猫ズ兄に侵略される、の図。太いよ尻尾! 中がどうなっているのか心配。
炒めるだけ〜ご飯はビジーモードの救世主。なんだかんだでよく食べる麻婆茄子。豆腐より日持ちがするという、ただそれだけの理由……。
ちょっとは季節っぽいものが食べたい!と、久しぶりに買った菜の花。ゆで卵とハムでマヨ醤油和え。
 ビジーモードは続くなか、どうしてもどうしても我慢できずにオリンピックの女子フィギュア・ショートプログラムを最後の2グループだけ見る。
 浅田真央の3回転半、認定されて良かった! あれだけ苦しんでたショートでノーミス、凄いよ真央ちゃん! キムヨナも良かった。スピードもあったし、プログラムもキャッチーだし、個人的には、まぁ1位も納得だ。
 でもさー、約5点差はないよ! 加点多すぎだよ! きっとそんなこと、いろんな人が思ってるだろうに、テレビを見てると解説の人たちは、奥歯に何か挟まったように歯切れ悪いのが気にいらない。でもって、「まだまだ逆転の範囲内です!」って言うのも。そりゃ前向きなこと言わないわけにはいかないんだろうけど、いやいやいや、5点差って、遠いよ。無理だよ。だってフリーなんて、今日よりもっと(キムヨナには)加点ポイントがあるんだし!
 っつか、ジャンプの採点基準が男子も女子も同じなのがそもそも変だよね。3回転半の難易度が、男子と女子では全然違うのに!
 まぁそれは今更言ってもしょうがない。でもロシェットの71.36は!(笑)。地元だし、お母さんのこともあってアゲられてるにしても、3回転半飛んだ浅田73.78だよ? 2.42差だよ? ロシェット、コンビネーションも3回転ー2回転なのに。キムヨナとの4.72差に追いつくどころか、下手すればロシェットに追いつかれるよ。
 で、案の定というか、いかにもというか、安藤美姫の3回転ー3回転は認定されず、ロシェットの差を広げておきたいのでございます、的に離されて64.72。どうなの? これどうなの!? 個人的にはヨナ&真央が73点前後の1〜2点差ぐらいで1位&2位。ロシェットとミキティは68点前後で3位と4位が妥当な気がするんだけど。
 やっぱり採点競技ってすっきりしない。
 あぁこれはもう、先日、トヨザキ社長に勧められたツイッターに手を出すべき? こんなときこそ呟いて、少しでもすっきりするべき?
 いやでも、ツイッター始めたら、きっとしばらくは熱中しすぎて仕事にならないだろうしなぁ。って、こんなふうにグダグダ考えてたら、余計すっきりしないよ!
 働こう。ええ、働きますとも。ええええ!
<最近の読書>
 資料本読みに集中。


2月27日(土)
作り置きシリーズ、ひき肉じゃが。前に作った「水を使わない肉じゃが」のひき肉バージョン。これはこれで大変美味しい。
これまた定番の作り置きシリーズ、ロールキャベツ。というか、キャベツ巻きスープ。10個作ったのに2日しか持たず……。
ご立腹な飼い主に遊ばれるダラ。いやでもオヤツだよ!オヤツは楽しくって基本じゃん!……すみません、すみません。
 昨日、録画しておいたフィギュア・女子フリーを見ないで我慢して働いていたのに、当たり前だけどニュースでもネットでもガンガン報道されているので、演技を見る前に結果を知ってしまった(泣)。
 で、本日、ちょっと一息吐いて(る場合でもないんだけど!)、録画を見たでございますよ。第3グループから。
 ……ありえねぇ! いや、ショートと一緒で、順位はね、もう納得しましたよ。あの場で(一応)ノーミスで滑ったキムヨナは凄いよ。5点差あれば楽勝、であったにしたって、プレッシャーは半端なかっただろうに。っていうか、彼女のフリーのノーミス、今シーズン初めて見たような。それをオリンピックで成し遂げるのは本当に凄いと思う。
 でも。なんなのあの点数。アゲすぎだよいくらなんでも! もうさー、「あぁ浅田のショートの出来が良かったから、万が一のためにアゲられるだけアゲておきたかったのね」って思っちゃうでしょう、どうしたって! 結果、真央ちゃんがミスっちゃったから、加点の異常さがアカラサマになっちゃった、みたいな。いや、これはね、私の個人的な感想です。えぇ、無責任な偏見と思って頂いてもかまいません。結局真央ちゃんがミスしなくても、全然届かなかったってことで、それもまぁ、今の採点方法ではしょうがないかと思う。
 でもさー。それなら、せめてジャッジの国と名前ぐらい明確にして欲しいわ。匿名になったのは買収されないように、ってことらしいけど、ジャッジが匿名になってからのほうが明らかに不透明な採点になったように感じる。昨日の長洲未来の演技のあとの採点時間が長かったのも、レピストの異常な高得点(フリーだけなら4位って! 笑うわー)も、「調整してるのね……」と思わずにはいられなかったし。っつか、網100歩譲って(まぁ私が譲ったってしょうがないけど!)、いろいろな大人の事情があるにしてもね、せめて、せめて、もっと上手にやって欲しい。もっと巧く騙して欲しい。いや騙されたくないけど、でもせめてさ!
 ……あぁ無駄に熱くなってしまった。こういうことって書くならもっときちんと書かなくちゃいけない話だと思うんだけど、申し訳ない。
 でも、それでも。感動した。あの、競技が終わって、自分がパーフェクトな演技ができなかったことが悔しいと、堪えきれずに泣いた浅田真央の姿には胸が熱くなった。安藤さんも鈴木さんも揃って入賞、凄いよ! ここまで来るのにいろいろあっただろうに……とか考えたらもう、ね……ダメだ。これ以上書いてると、ヲタ話が止まらなくなる!
 男子の録画を観るのは、もっと落ち着いてからにしたいと思います。